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【時々エッセイ】猫の手ざわりは魔法でできている 102
コメダ珈琲の豆菓子。
おいしいけど、コーヒーのお供はこの「期間限定シロノワール」があるから持って帰ろう。
そして、何気なくキッチンに置いておいた豆菓子。
袋がもぬけの殻。
犯人は誰なの?
さっそく、科捜研の女が動きます。
目撃は朝。
うちには、そのまま捨てると匂いがしてルネがゴミ箱を漁ってしまう為、収集日の前日までちゅーる等のおやつの空袋を入れておく『ちゅーる20本入りプラボトル』の空ボトルがあります。
それが落ちていたことにより、家人が異変に気付きました。
ちなみにこの「家人」は、科捜研の女と同一人物です。
ボトルを元に戻し、他に変わったところがないか詳細に調べます。
クリップでとめた野菜かりんとうの小袋は無事。
一緒に置いておいたコメダの豆菓子がない。
下を見ると、カラの袋が。
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誰なのと言っても、犯人はルネとわかっています。
ルネが人間の食べ物を食べようとする、もしくは発見が間に合わず食べているところを目撃したこと数回。
しかし、これは、〈まさか〉に供えなかった飼い主が悪い。
猫と人間の共通の食べ物と言ったらうちでは、プレーンヨーグルト、ココナッツオイル、ボイルした鳥の胸肉だけ。
人間用に塩分を調整したものなどもってのほかです。
急いで豆菓子の袋を見て塩分等を確認します。
一回の盗み食いで腎臓病になる恐れはないようです。
そして、次はルネの体調の目視確認と触診。
異常なし。
猫は獲物を咬みちぎることはあっても消化の補助として咀嚼することはありません。
丸飲みです。
なので、丸い小さな食べ物はのどに詰まらせてしまうことがあります。
そうなっていたら、とにかく病院へ連れて行こうと思いましたが、異常なしでした。
サイズ感がバグっているコメダ珈琲さんが豆菓子をあのサイズにしてくれてよかったです。
クレオパトラの鼻が少し高ければ歴史が変わっていたと言われていますが、コメダ珈琲の豆菓子が少し大きければ我が家の歴史が変わってたところでした。
普通に朝ごはんを食べるルネを見て安心しつつ、豆菓子一袋食べた後に普通に全部入るんかい、とは思いました。
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