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【時々エッセイ】猫の手ざわりは魔法でできている 77

夏は猫様たちの体調も崩れがち。
特に今年の猛暑は、17年と8年のそれぞれの猫生できっと最悪でしょう。
最近食後が安定していたジョルジュが、2日続けてケポってしまいました。
せっかくのピュリナワンキャットなのにもったいない。
ああ、掃除が大変だ、暑くてこっちも参っているというのに。
と、これが人間目線、飼い主レベル1の反応。
大変だったね、もう大丈夫?
脱水症状にならないようにあとでちゅーる食べようね。
と、これが猫目線、飼い主レベル2。
いてくれることが幸せなんだから、掃除なんかは苦にならない。
ごめんね。必ず原因をつきとめて苦しい思いをさせないようにするからね。
これが猫様ファースト、飼い主レベル3。
やっとレベル3の境地に近づいてきた今日この頃。
とにかく、理由を探ります。
以前からのお気に入りのフード。ウェットは開封して一日以内。
無添加洗剤で洗った清潔な食器。問題なし。
やはり暑さでしょう。

暑さでバテバテのジョルジュ

キッチンフロア全体を冷やせる機器を設置していないので、とにかくいろんなところを開けるしかありません。
と言っても、風が入って猫が出ない幅しか開けられないのでこれには限界があります。
タワーファンを買ったのでそれをフル稼働です。
でも、買ってしまってから知ったけどタワーファンは羽のない扇風機で気化熱を利用して冷やすから、肉球からしか汗をかかない猫にはやはりただの風圧。
冷たいものを飲ませたり食べさせたりは、胃腸の活動を妨げてしまうので、絶対にダメです。
人間も動物も、飲食物の温度が体温からかけ離れていればいるほど害になるのは同じ。
自然界がおかしくなっているとはいえ、この気温の自然界にはあり得ない低温のものを体に押し当てるのもよくないし。
結局、ジョルジュが寝ている場所に風が行くようにしてジョルジュとタワーファンの間に保冷剤の山を置きました。
水滴が垂れないようにトレーに載せ、高さが足りないので100均で300円出して買った木製折り畳み簡易チェアにのせました。
不細工なお供え物みたいです。
でも、そこを通過する空気は必ずや心地よく冷えてるはず。
忘れてはいけません。
歴史上の多くの発明は貧乏人の苦肉の策から生まれたということを。

兄のいぬ間にベッドを拝借
ルネ 夏場の寝相



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