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兎に因んだ場所で切貼民話〜「角兎展」出展決定‼️

今日も切り貼っていきましょう‼️
切貼民話師のゆーだいです。

今回はうさぎに因んだ場所を訪れて制作した切貼民話の作品たちを紹介します🐇

天上山〜うさぎ神社〜

まずは、山梨県富士河口湖町にある天上山を訪れた様子をまとめていきます📝

天上山は「カチカチ山」の舞台とされる山で、ロープウェイに乗って中腹の「富士見台駅」で降りると富士山のビュースポットや「たぬき茶屋」などに辿り着きます。私が訪れた日は外国人観光客の方々もたくさんいらっしゃり大賑わいでした。

目の前には雄大な富士山が🗻‼️
富士急ハイランドも見えました‼️

今回の目的地は、狛犬ならぬ狛兎や御神体の兎像が祀られる「うさぎ神社」。可愛らしい兎さんたちに出会えてほっこりした気持ちになりました✨

たぬき茶屋近くに小さな祠がありました。
こちらが狛兎。対となる兎が見当たりませんでした。
御神体となる兎像。可愛らしいです!

そんな天上山では、登山道を中心に「コラー獣のもと」(コラージュ素材)を集めることに。散策をする中で、木の幹や切り株、こぶの模様の面白さに気付きました。不思議と生き物の顔や体に見える素材たちが集まりました。

トルコのお守り「ナザール・ボンジュウ」に似ています🧿
これも顔に見えるなぁ…!
あれ、木の幹に兎の顔🐇⁉️
これも見方によっては顔に見える。。
よーく見ると兎?がいます‼️
もはや生きてるでしょ、この木‼️躍動感ありすぎです✨

こうして集まった素材たちを切り貼りして出来たのがこちらの「コラー獣」たちです。

梟角兎(ふくろつのうさぎ)
天上山に生息する獣たちの集合体。梟・鹿・兎の力を持ち、空を飛ぶことができる。富士山に雪が積もると羽毛が生え変わり、前身真っ白になる。
白黒魔術兎(しろくろまじゅつうさぎ)
手に持つ杖で魔法を繰り出す。白と黒の翼を持つことから、天使と悪魔両方の力を司り白魔術と黒魔術を使いこなすと言われている。
天上獣(てんじょうじゅう)
普段は天の国に棲み、雲を身に纏いながら空を駆け回っている獣。 富士山にかかる雲の形や太陽の光の差し加減、気温や湿度など特定の条件を満たした時、うさぎ神社を参拝すると天上山登山道に現れるらしい。
骨骨蟲(こつこつむし)
コツコツと穴を掘って住処を作る幼虫。頭蓋骨が固く、地面に埋まる石にぶつかり、よく「コツコツ」という音が鳴り響く。地中奥深くで成虫になるため、その姿を見た者は誰もいない。天上山は「カチカチ山」という愛称で親しまれているが、一説によると大昔には「骨骨蟲」の「こつこつ」から「コツコツ山」と呼ばれており、それが訛って「カチカチ山」になったらしい。
河口狐(かわぐちこ)
河口湖に棲む狐。普段は穏やかな性格だが、カチカチ山に登場する狸とは縄張り争いを繰りひろげるライバル関係にあった。物語には登場しないが、火打ち石や唐辛子入りの味噌で懲らしめるという知恵を兎に貸した張本人。河口湖周辺が開発され                      た現在では兎や狸とともに大きく数を減らしているが、目を凝らして天上山の登山            道を歩けば、木々や草花に化けている河口狐が見つかるかも知れない。

調神社

次に、埼玉県さいたま市にある調神社(つきじんじゃ)を訪れました。浦和駅から徒歩10分ほどで到着。鳥居がないのが特徴で、「つき」という読みが「月」と同じことから、月の動物である兎が神の使いとして位置付けられているそう。狛兎や手水舎、兎の彫刻、兎の絵馬など、至る所に兎がいました🐇

こちらが調神社の狛兎。可愛らしい表情です!
しっかり二体が対になっており、子兎もいました✨
手水舎も龍ではなく兎!
中にも対の兎がいました!可愛い!
調神社本殿。

調神社では次のような「コラー獣のもと」が集まりました。

兎なのか宇宙人なのか、不思議なフォルムの木の幹の模様。
これも面白い形ですよね!
なんとなく兎の横顔に見える気がする…!
これは何かの胴体みたいな形!
狸の顔みたい!
これも、よく見ると何かの顔っぽいですねー!
調神社近くの巨木にあったこぶ。アメコミ風の顔に見える…!

これらの素材を切り貼りして生まれたコラー獣たちがこちら。

戦闘兎(せんとうさぎ)
調神社を守る戦神。月の国で学んだ武術を使い、様々な魔物をやっつける。戦闘兎がいることにより、調神社には害虫がいないと云われている。
齧兎(げっと)
鋭い前歯で稲に群がる虫を食べるため、稲作農家からは田んぼの守り神として崇められている。豊作の年には角が七色に光ると云われている。
雷兎(らいと)
眼はライトのように光り輝く。健脚の持ち主で、暗闇を駆けると雷のように見える。高速で駆け抜け鋭い角で貫かれたらひとたまりもない。
聖夜兎(ほーりーないと)
クリスマスの日になると現れる天使の兎。清らかな水の上で輝きながら踊り、まるでイルミネーションのように幻想的な光景を創り出す。

まとめと告知〜大怪店さんの「角兎展」に出展させていただきます✨〜

今回は兎にまつわる場所を訪れて切貼民話を創ってみました。お気付きかも知れませんが、今回の兎モチーフの「コラー獣」には全て角が生えています。そう、この子たちは「角兎」、ジャッカロープやアルミラージの仲間とも言える存在なのです。

では何故角兎を創ろうと思ったのか。それは…

なんと今回、東京の高円寺にある妖怪専門店「大怪店」さんにて開催される月一妖怪展「角兎展」に初めて切貼民話作品を出展させていただけることになりました!

大怪店さんのホームページと「角兎展」のご案内はこちら。

今年の4月末に初めて訪れて以来すっかり大好きな場になり、店内で販売・展示されている様々な作品ができた背景やアーティストさんの表現の工夫、制作の思いなどを店長さんから聞かせていただけることが楽しみです。

また、デザインの知識や経験が皆無な私にとって、大怪店さんに出展されているアーティストさんたちは憧れの存在です。

SNS以外で初めて切貼民話作品展示を公開させていただくためどのような反応をいただけるかドキドキしますが、角兎展を通して様々な方と出会えたら嬉しいですし、何気ない風景から想像・創造が生まれる切貼民話の面白さを少しでもお伝えできたら嬉しいなぁと思っています✨

期間は2023年8月3日(木)〜8月13日(日)。

仕事等の関係でなかなか期間中いれませんが、最終日13日に在廊予定です!よかったらぜひお越しください😊

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