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答えのない時代に仲間(PEER)と歩むことが求められるのだな(教員K)
こんにちは!教員Kです。学生Sさんと毎週2回更新を目指すことにしたんだけど早速私の更新がぎりぎりになってます💦明日の講義の最終準備も終わったし、なんとか書きあげるぞ!
さて、交換日誌?形式で書いている我々のnoteですが、1つまえの学生Sさんの自己紹介めっちゃすてき。と思いました。大学で会ってお話しているときには見えなかった新たな側面が見えてそれだけでもこのnoteをしてよかったな~と思ってしまいます、ありがとう💛とここでもお伝えしておきます。魅力のある文章を書く人なんだな、と感じます。お会いして話しても素敵な方です。
Sさんの自己紹介を読んで「答えのないものに対してボーッと思考していること」これ、本当に大事だと思いました。大事だと思う理由は2つあって、①答えのないもの②ボーっと思考するです。
①答えのないもの
キャリア教育を15年くらい大学で教えている私ですが、COVID-19以降、特に思うことは「何が起こるかわからないVUCAの時代だからこそ、今ある資源をいかに使って生き延びるか」という力が試されているということ。
OECDの「Education 2030」が発表された10年くらい前からこれらをどう日常の教育に活かすかのディスカッションから常に意識しています。
歴史を学んだり、法則やフレームを知って使ったりすることは大事ですが、唯一または複数の「答え」を導くことは困難な時代において、「答えを決めない」「答えがない中のプロセスを着実に踏む」「ほかに可能性がないかを確認していく」というあり方はとても大事ではないかと思います。
②ボーっとする思考
これも本当に大事な思考の時間だと思います。忙しく情報が多い日々ですが、あえてボーっとするとか瞑想するとか頭を空っぽにするとか孤独でいるとかそういう時間をとることが次のステップにつながるというのは様々な言説から明らかになっているように感じます。
私はこの本が好きで、孤独は必ずしも悪いことではなく、一人でいろいろと考えを巡らせることで子どもの感覚が育つ事例等が書かれていてとても共感しています。また、私の大好きななつみっくすさんの「内向型」の生き方にもつながるなと感じる。自分の内面や内側と丁寧に付き合う、明文化することは大事!
さて、前置きが長すぎた。やっとこさ、ピア・サポートについて。私たちの所属する大学は全学7700名くらいの中規模大学です。ピア活動は盛んで、まだ本格始動して3,4年というところですが80名弱のメンバーが活躍しており、今回の「ぴあのわ2024」でもその規模の大きさや元気さにお褒めのお声を多くいただきました😊
実は私の専門はキャリア教育とジェンダー教育なので、ピア・サポートというと隣接する近いテーマだけど詳しくはなく、今、勉強中です。
で、ピア・サポートを調べてみると、日本で「ピア・サポート」という言葉は1990 年代以降に使われるようになったと認識されており、障害や疾患をはじめとする共通した課題を抱える「当事者」が自助(セルフヘルプ)の活動を行う文脈がメインだったようです。(「平成30年度障害者総合福祉推進事業 ピアサポートを担う人材の活用 を推進するための調査研究及びガイドライン作成のための研究」によるガイドラインによる)
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000521819.pdf
教育機関における「ピア・サポート」については独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の「大学等における学生支援の取組状況に関する調査」がわかりやすそう。全国の4年制大学のうち「ピア・サポート等、学生同士で支援する制度」を実施していると回答した大学の割合は、2005年度以降急激に増加している。2019年には半数の大学が実施していると回答しているとのこと。2024年の最新版はもうすぐ発表されるみたいですが、ここ20年くらいで必要とされ、実践され、研究されつつある分野のようです。
まずは最新の事例や背景を学ぶのにこの報告書はなかなか面白かったのでお勧めです。先述した名古屋大学と成城大学の事例がのっていたのでまた詳しく見てみようと思います。
うーん、まだまだ勉強が足りないな・・取り急ぎ、「ピア・サポート」の様々な事例や背景を少し理解しました。
いったんバトンタッチ!Sさんよろしくお願いします😊(私のほうがnote歴長いけど目次のつけ方よくわからない・・今度教えてもらおう💦)