晩秋から冬の食べ方
晩秋から冬の食べ方(12月中旬〜2月中旬)
冬に合う食べもので象徴的なのが、もち米をついたおもちではないでしょうか。
陰陽の法則をちょっと思い出してみてください。陰は陽を引きつけますから、陽に陽を加えるより、陰に陽をプラスしたほうが、結果的に陽性度は高まることになります。
つまり、うるち米に比べて少々陰性のもち米に、「つく」という陽の力を加えると、炊いたご飯より陽性度が高くなるというわけです。
しかも、もともとの陰の力も失われていませんから、縮こまりすぎた内臓や細胞を柔軟にのばしてくれる働きももっています。これが、おもちという食べもののすばらしい点だと思います。なお、この働きは白いおもちにはあまり望めません。玄米もちを選んでください。
カロリーという“陽性”を十分補給してからだを温めつつ、その一方で縮まりすぎの害を防ぎ、代謝をうながす陰のパワーも入れていく。これこそが、冬を健康に過ごす食べ方です。
大森一慧
からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て より
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?