南国のばら
散歩をしていると 薔薇の花が目につくようになってきました。心地よかった春もそろそろ終わりが見えて じっとりとした梅雨 そして暑い夏がやってきます。そういえ、何となく気だるく暑苦しい日が増えてきたようです。
この時期に毎年思い出すのは、ヨハン・シュトラウス作曲のワルツ「南国のバラ(ドイツ語: Rosen aus dem Süden)」。「美しく青きドナウ」、「春の声」、「ウィーンの森の物語」等と比べるとかなり知られていないワルツですが ヨハンシュトラウスの特徴である、甘いワルツのメロディーがイガイガした心をとろけさせてくれて素晴らしいです。
このワルツについて、ウキペディアで調べてみると、主題が彼のオペレッタからもって来ているとのこと。不覚にもこれまで私は知りませんでした。早速、ウキペディアで調べると、主題の出どころとなったのは、 オペレッタ『女王のレースのハンカチーフ(ドイツ語: Das spitzentuch der Königin )』で、イタリア国王ウンベルト1世がこのオペレッタを気に入ったということを知った作曲家は、即座にこのオペレッタに登場する主要なモチーフを集めて、『南国のばら』といういぶし銀のワルツを作曲し、国王に献呈したそうです。さらにウキペディアによると『第1幕「Trüffel-Couplet」("Stets kommt mir wieder in den Sinn")、第2幕の三重唱「野ばらが花開くところ」(Wo die wilde Rose erblüht)やロマンス("Lichter Glanz erfüllt sein Gemüt")(この2曲は同じメロディが使われている)、第2幕フィナーレの"Hell wie ein Strahl"、第3幕フィナーレの"Eine Königin liebt dich"などから取られており、ワルツの題名は第2幕の三重唱に触発されている。』とのこと。
早速このオペレッタをYouTubeで調べてみると、残念ながら全曲の映像は見つけられませんでした。でも、部分的には見つけられました。これがとても楽しい!
(Kobatsune)