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便利さの享受

このところセルフレジのお店が増えてきていることを実感します。

当初は、機械の操作に緊張しながらの会計でしたので、ストレスに感じることがありましたが、慣れとは恐ろしいもので、何のストレスも感じなくなってしまいました。
それどころか、早く会計が済むことでいつの間にか便利さを感じるようになってしまいました。


先日、馴染みにしていたお店に久しぶりに行ってみたらセルフレジになっており、戸惑いながら買い物をしている自分に気づきました。

戸惑ったのは機械の操作ではありません。

会計の際、なるべくお釣りがないようにと財布から小銭を探しながら、いつもお店の人と会話をしていたはずの時間がなくなったことに戸惑ったのです。

「必要な物を買ったらはい終わり」と言われているような気持ちになり、なにか味気ない感じと言ったらいいのでしょうか、そんな感覚になりました。

もしかしたら、お金をやりとりするちょっとした時間でのお店の人との会話が「馴染み」に感じる一つの要素になっていたのかもしれません。

さらに言えば、物を通してお店の人とのつながりを心地よく感じていたということもあるかもしれません。


もはや「馴染み」に感じるお店はなくなっていく一方でしょう。


私たちは日々たくさんの便利さを感じる生活をしています。

日常のくらしの中に、新しい便利さが次ぎ次ぎと湧いて出てきているかのようにです。

時代の移り変わりは仕方がないとして、それら便利さの中で自分が大切にしていたことがいつの間にかなくなっていること、そしてなくなっていくものがあることを意識しながら便利さを享受していきたいと思います。

ただしその意識は、なくなってからはじめて気づくことなのかもしれません。


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