見え方・聴こえ方・感じ方を変えてみたらば・・・「真の自立とは」という記事から思ったこと
実は娘(高1)の国語の教科書に「真の自立とは」という文章が載っていました。作者鷲田清一さん京都出身の哲学者・評論家の方です。
独立と自立は違うと言っています。
独立を直訳すればindependece「非依存」になると。
鷲田さんは「自立している」とは自分のことはできる限り自分でするが、助けが必要な時は電話をかける相手がいる。
いざという時に助け合う相互依存のネットワークをいつでも起動できること。と定義しています。
そして「できるか?できないか?」でものを判断しすぎていないか?
条件付きでしか?人を肯定できなくなっていないか?
ということも指摘しています。
年をとればできなくなることも増える。できるできないで判断すれば、できない自分は「私はまだここにいていいの?」という発想になるのではないか?と
すごく納得。
私がすごく感じるのは「できるできない」を全部ひっくるめて、自分で自分に「私はここにいていい」という感覚をもつことが大事だなあということ。
今世の中は忙しくなって、効率、早さを求められてします。「できるできない」で振り分けられて「自分は失格だ・・・」と烙印をおして闇の世界に引き込まれている。そんな気がしてなりません。
そんなことをイメージしたら、すごく嫌な感覚が呼び起こされました。
この感覚を五感で感じてみるとどうだろう・・・
ビジュアルが得意な私は「時間の流れ」を絵でイメージしてみました。
効率重視で時間の流れを感じた時
光の帯のように想像すると
明るい光が細く鋭く束になって進んでいくような感じです。その帯に乗れないと外側にはじき出されるようなイメージ。
とても急き立てられて、慌てている。乗り切れないと置いて行かれる焦りも感じます。
そこで、ちょっとイメージに手を加えていくことにします。
その帯を太く明るさを落として、広く広がるイメージを今度はもってみました。イメージを自分の中で変えていくのです。
どんどん光の帯が居ろが薄くなり、広がり帯と外側の境がよくわからないくらまで広げてみるました。
そこで自分の感覚を確認してみると。
なんだかとっても穏やかで、いろいろなものを取り込む余裕がでてくることを感じます。そして、その光の帯の中を自由に浮遊する自分が感じられて、とても自由です。
自分の中で見え方・感じ方を変えてみるだけで、こんなに捉え方、気持ちが違うのだなあと驚きます。
こうやって見え方・感じ方を変えることをサブモダリティチェンジというのです。(今回は音をあまり意識しなかったので聴こえ方は変えませんでしたが、聴こえ方、誰かの声の内容や大きさ、聴こえる方向などを変えていくこともできます。)
なにかに行き詰まったら、まずその見え方、聴こえ方、感じ方を五感で感じてみる。
その五感に少しずつ変化を加えていくと、とらえ方、感じ方が変わるのでした。
不思議~
なにもかも自分で創り出しているものなのですよね~
だからなにもかも自分で変えられるんです。
イメージなんて変えられるわけがないと思っている方も
ガイドがお手伝いすることでできるのです。
子育てCOACHとしてお手伝いいたします。
こういうひとつひとつの変化を創り出すことが、「いいも悪いも」ひっくりめて自分を受容することにつながるのかな~なんて感じています。
真の自立を求めて~
樋口麻子
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