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ルームメイトから学んだドラックの怖さ!「ロンドンのルームメート編」
オーストラリア人、マイク!
一緒にスペイン人の女性と小さな部屋で生活しているルームメイトだ。
外から見たらめちゃくちゃいい人!一緒に住んでいてもすごくいい人!
ただ。。。
お酒が入ると別人になる!
ある日の夜、玄関をドンドン叩く誰かがいた。。
ドアを開けるとマイクがパンツ一枚、泥だらけで立っていた!
僕:「どうしたの?」というと
彼:「FUCK OFF!! 」(日本語に訳せないがとにかくひどい言葉!)
僕:「え。。。!?」
彼の目を見ると殺気を感じた。
いつも温厚の青い目はまるで人を殺すような殺人的な目だった。。
彼はそのままその部屋に行き。。
次の日の朝。。
僕とキッチンで会った。。
マイク:「ごめん、俺なんか昨日変なこと言ったか? もし言ってたらごめんな。。本当にごめん。。」
温厚なマイクに戻っていた。。
僕は「昨日一体何があったのか?」と。。。
マイクに話を聞くと意外と覚えていた。。
近くのバーでお酒を飲んでいたみたいだ。
飲みすぎて気分が良くなって。。
隣に流れるテムズ川に服を脱いでパンツ一枚で飛び込んだようだ。。
水があると思いきや水が引いていて泥にハマり、川に飛び込んだのを見た客が警察に連絡して警察から追いかけられたという。。
それで泥だらけでパンツ一丁で走って警察を振り切って自宅に戻ってきたが服を脱いで来ているのでアパートの鍵がない。
そこでドンドン叩いていたというわけだ。
テムズ川に飛び込む!?
なんて面白い人なんだろう。。って思っていた。
その時にはまだ彼とドラッグの関係は知らなかった。。。
僕がバカンスで日本に戻っている間にまた事件は起きた。
ロンドンに帰って来るとキプロス出身のルームメイト、デミトリッシュ(通称デミ)が僕に伝えた話がある。。
デミ:「お前が日本にいる間大変だったんだよ。。」
僕:「何があったの?」
デミはマイクと彼のスペイン人の彼女(イザベラ)と一緒にバーでお酒を飲んでいたみたいだ。
そこでマイクは彼女と口論になったようだ。
その内容が「二人ともどれだけお風呂に入っていないか。。」
くだらなすぎて。。面白すぎる。。笑
マイク:「お前は2週間風呂に入っていないだろう!」
イザベラ:「あんたなんか1ヶ月入ってないじゃない!」
大まかに言うとこんな会話だったらしい。。
デミはその場から離れてひとまず先へアパートへ。
そしてキッチンにあるナイフを全て隠したようだ。
彼はきっとこの後、危険な状態になるっと察していたようで。。d
彼の予想通りにイザベラが先に帰ってきてキッチンで何か探している。
ナイフだったのだろうか。。そのまま僕の留守の部屋に戻り立てこもっていたようだ。
そしてマイクが戻りやっぱりキッチンで何か物色していたようだ。。
デミ曰く「こういうのは今回だけじゃない。。」
なんか僕がいない時に色々あったみたいだ。
その時にデミは話してくれた。
「LSDをやるとあ〜なるんだ。」
LSD!?
ドラックの知識など全くない僕はそのLSDのことをデミから聞いた。
LSDはACID(アッシド)酸のドラックで舌で舐めて吸収する方法などがある。切手の裏とかにLSDを塗って送ったりとかも普通にあるようだ。
LSDは脳のどこかを開く作用があって現実には見えないものが見えたり、そのものが全く違ったものに見えたりする。。つまり幻覚を見させるドラックだ。
アーティストなどはLSDをやって絵を描くとすごいものが出来上がってきたり曲を作っても想像できないものが出来上がってくることでも有名なようだ。
すごく危険なドラックでその開いた脳は習性を持って簡単に開きやすくなるという。。それはLSDを使わなくてもアルコールなどでもその脳が開いてしまうというものだ。
それが今のマイクだという。
彼は昔LSDをしていたみたいだ。今は全くドラックには手を出してはいないがアルコールを飲むと凶変する。目が別人になるのはあのLSDの影響だそうだ。
普通の人はアルコールを飲んでもそこまで人は変わらないがLSDで脳を壊してしまった人にとっては違うようだ。
僕はルームメイトのマイクを見てドラックの恐ろしさを知った。
なんでもそうだと思うが
「こうはなりたくない。。」
「こういうことをするとこういう人間になってしまう。。」
っというのを身近にいるのといないのとでは全く違うのではないだろうか。。
興味津々で危険ドラックに手を出す人もいるだろうが、一生治らないこのような脳の傷もある。
デミは彼以外でも自国民でそういう人をたくさん見てきているという。
だから僕が感じた「人を殺すような目や殺気」も間違いではなかった。
その人自身をも変える恐ろしいもの。。
普通の時から恐ろしい人だったらそこまでのギャップは感じないのだろうが、マイクはめちゃくちゃいい人なのだ。
だからこと、そのLSDの怖さが伝わったのだろうと思う。。
日本ではこういう人とはなかなか出会えないと思うけども
少しでも何かの役に立てたら嬉しいです。。
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