雲が山に見える
2017-2018(高1)
油絵 F50号 (1167×910mm)
高校の美術部に入って2枚目の油絵作品。
新入部員全員に与えられた共通課題から解放されたのが10月で、11月に入り初めてテーマを自分で考えて制作したもの。(F50号というサイズは全員同じ)
共通課題(1枚目の油画作品)に関してはテーマ的に出身高校がバレてしまうのでまたいつか公開しても良さそうな時が来たら紹介します…!
私は千葉県出身で関東平野のど真ん中で育ってきました。
東京よりも山が遠くて冬の空気が澄んだ日にならないと富士山が見えない、高い展望台に登らないと他の山はもっと見えない、そんな場所です。
この作品を描く前の夏の日、外を見ていると街の奥に大きく聳(そび)える入道雲が、まるで遠くにある大きな雪山に見えました。
テレビなどで見る山は街の背景として景色に溶け込んでいて、それを平野である千葉の風景に合わせたらどうなるのだろうかと思い描いてみたものです。
左上の飛行機だったり幕張のビル群だったり、テーマが自由だったので描いてみたいものをとにかく詰め込んでしまった作品。
今この絵を見ると表現したいこと(山の形をした入道雲)を正確に表現できていなくてもう少し表現を練る必要があったなと思います。
公園ではなく、街のど真ん中からのアングルで遠くの方に入道雲の雪山があったらよかったかも。とか…
構図に関しても飛行機のサイズ感や手前の人の配置などに疑問が残ります。
その他にも当時の描写力など言いたいことは尽きませんが、多分それを言っているとキリがないので今回はここまで!
ここまで読んでくださった方に、油画慣れしていな頃の酷いメイキングを垂れ流します!
当時は高校生の部員同士で絵の描き方だったり材料だったりを教えあって覚えていく環境で、先輩とも部屋が分かれていたので技術などの飲み込みは圧倒的に遅かったです…
美大生とは違い授業後の短時間だけしか描けず、なかなか絵は乾かないし…(言い訳)
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