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PEANUTS MUSIC

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音楽について自由気ままに語った記録。
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#音楽レビュー

昭和、平成、令和からそれぞれ一曲ずつ好きな曲を紹介する。

【昭和】 卒業/斉藤由貴ああ卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でももっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの 初めて聴いた時、このサビの歌詞にとんでもなく衝撃を受けた。卒業ソングは数え切れないほど存在するが、こんな歌詞、他にあるだろうか。 「クラスメイトや先生との別れ」<「悲恋」という比較の描写があまりにも斬新でまたどこかリアリティーを覚える。 セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい だけど東京で変ってく あなたの未来は縛れない これはBメロの歌詞。セ

『2000年以降のJ-POP』の中から私が選ぶ最強の名曲ベスト30(25位〜21位)

前回は30位〜26位を紹介したので、今回は25位〜21位を紹介する。 25位:Pretender/Official髭男dism「僕の運命の人は君じゃない」ではなく「君の運命の人は僕じゃない」という歌詞が優しくて好き。サビで「グッバイ・君の・運命の人は僕じゃない」というように休符(・)が入ることで訥々と思いを口にする様子が表現されている気がする。 24位:SUN/星野源イントロのカッティングリフはジャクソン5の"I want you back"、ドラムのフィルインはマイケル

『2000年以降のJ-POP』の中から私が選ぶ最強の名曲ベスト30(30位〜26位)

随分前に関ジャムという音楽番組で"プロが選ぶ最強の名曲ベスト30曲"と題された企画が行われていたのを思い出した私は便乗してみることにした。 30位:さくら(独唱)/森山直太朗小学生の頃、友達がいつも「カツラ〜カツラ〜今舞い落ちる〜♪」と歌っていた。この曲を聴くとそんなくだらない替え歌で笑い合っていたあの頃を思い出す。J-POPには派手なアレンジの楽曲が多い中、歌声とピアノだけのシンプルなこの楽曲は純粋で心地良い。ところで直太朗、それは部屋着かい。 29位:雪の華/中島美嘉

好きな"椎名林檎のB面ソング"を紹介する

#1 すべりだい/幸福論B面 この曲はB面の曲たちの中で一番有名かもしれない。ベスト盤にも収録されている。基本ファンキーな曲調だが、2番Bメロの途中でスウィングジャズになるところが個人的に好き。 #2 輪廻ハイライト/本能B面 ピアノ、ベース、ドラムのトリオによるジャズ。歌詞は英語を空耳で日本語に変換したものとなっている。サブスクで聴く人は是非歌詞を表示させながら聴くと面白いかも。 さあ 耐えざる理に十円大 跋語なる“ミ”“ファ” 美肌辛い 飛び利売を問う柳眉 仏徒寝