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コンビニに行ったら気まずい状況になった話

先日、ゆず胡椒香る国産鶏の炭火焼が食べたくなってセブンイレブンに駆け込んだ。残念ながら、売り切れていた。まあ、他に欲しいものもなかったので何も買わずに店を出た。特に気にすることもなく。

日付は変わって今日のこと。小腹が空いていたので帰宅途中のファミリーマートでトルティーヤを買おうと思って店に入った。若い女性の店員さんが1人レジにいて、「いらっしゃいませ」と挨拶をしてくれた。トルティーヤのある棚に向かう途中、間接視野で店員さんが自分を目で追っていることがわかった。まあ、会計の準備をしていたんだと思う。客は自分しかいなかったから。でも、棚にトルティーヤは売られていなかった。「おかしいな、前はあったのに」と思いつつ棚と睨めっこしていた。

さて、ここで僕が何を考えていたか紹介したい。前提条件として、店員さんと僕の距離は約5m。そう、トルティーヤのあるはずだった棚は、ちょうどレジの真正面だ。
店員さんが、こちらを見ていることは間接視野で捉えている。「さて、どうしたものか」と心の中で呟いた。目的としていたトルティーヤはない。しかし、店員さんはこちらを見て、会計の準備を着実に整えている。選択肢は2つ、適当に何かを買うか、何も買わずに帰るか。「他に客がいれば」と心の中で嘆きつつ、悟られないように、何を買うか迷うふりをし、思考を高速で巡らせた。

長期戦になるとこちらが不利だ。私は覚悟を決め決断した。何も買わずに店を出た。店員さんが私を目で追っていたかは、確認できなかった。まじまじと見るのもヤバいやつ認定されそうだし。間接視野で確認する余裕もなかった。目があったら余計気まずいしね。店員さんはそんなこと考えていなくて、自意識過剰だったのかもしれない。それはそうと、私の選択は正しかったのだろうか。



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