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【エッセイ】1人と独り

僕はたぶん、ひとりが好きだと思う。
ひとりは気が楽だし、自由だ。
居心地の悪い人と一緒に過ごす方が苦だろう。
だからといって、大勢ではしゃぐのが嫌いというわけでもない。ただ、条件があって、気の合う仲間となら だ。

皆さんに1つ質問がある。1人と独りの違いだ。僕が好きなひとりは1人であって、独り ではない。

この2つの言葉の僕が考える違いはこうだ。
1人というのは、ひとりであることが気にならない状況でひとりなこと。だと思う。街を歩いたり、どこかに出掛けたり。

逆に独りというのは、ひとりであることに違和感をもたれたり、人の視線が気になる状況でひとりなこと。だと思う。こういうのは社会とは離れた場所で多くなると思う。例えば学校。特に、小学校から高校まで。あそこは異常だ。

小中高では、学年のほとんどが顔見知り。
ひとりでいるとボッチだと思われると勝手に考えている。たぶんこれは、ひとりでいる人間が少数派で、ある意味で異質だから。それと、1年間はクラスというコミニティに属さなければいけないのも原因だと思う。自分の机と席があってそこが拠点となる。授業はクラスの全員で受けて、帰る時まで一緒。クラスという小さなコミニティが世界になってしまっていて、そこが全てなのだ。

だから、みんな群れるんだと思う。休日、スポーツ観戦をしに行って友達を作ろうと思うだろうか?たぶん、思う人は少ないだろう。それは、そのコミュニティが全てじゃないから。別に、そこで仲間を増やさなくてもいいわけだ。
だけど、学校では違うよねって話。

反対に大学なんて、知り合いの方が少ない。社会とあまり大差なく、大学にいるのは街に出掛けているのと何ら変わりはない。各々の時間割りが違って、講義に学年の壁もない。学校での拠点もないし色々なことが自由。群れる必要はないし、小中校みたいに一緒に過ごす時間が少ないから、そもそも難しいんだと思う。

大学にもゼミや少人数の講義は確かにあるが、小中校のクラスに比べたら楽なもん。その時間しか関わらないんだから、関係を築くのはよっぽど楽。最悪、適当に話してればいい。

大学はひとりでいても不信感を持たれないと勝手に思っているし、実際に誰も気にしていないと思う。だってほぼ全員他人だから。だけど、1つだけアドバイスできることがあるとすれば、ヨッ友でもいいから知り合いはいた方がいい。広く浅くね。

と、講義中に1人で綴る。

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