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StayHome チャレンジ05:Peak2Peakのバーチャル登山 初夏の西鎌尾根

Peak2peak写真山岳ガイド事務所では現在、新型コロナウィルスの影響で例年のガイド山行を変更、取りやめていますが、例年なら登っている山で撮影した写真を交えながら、ルートと撮影ポイントの紹介、登山と撮影のアドバイスを書いていきたいと思います。皆様にも机上の登山を楽しんでいただければと思います。
第5回目は、残雪期の西鎌尾根です。
今回がStayHomeチャレンジの最終回になりますように!
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<双六小屋から西鎌尾根へ>
新穂高温泉登山口から小池新道で鏡平へ。そこから弓折岳の稜線へ上がり、双六小屋へ。双六小屋で一泊して、西鎌尾根から槍ヶ岳山荘へ。槍の穂先に登って山荘に一泊。最終日に槍沢から一気に上高地へ降る二泊三日の行程です。

双六小屋までは前回の記事をご覧ください。このルートの残雪期の適期は双六小屋が営業を始め、雪がすっかり落ち着く6月中旬以降、7月初旬まで。夏山シーズンなら多くの人が歩いている西鎌尾根ですが、この季節、人影は全くありません。双六小屋が営業を始める6月10日以降、本格的な夏山シーズンが始まる7月中旬まで、残雪の処理やルートファインディングが必要なこのルートは、梅雨シーズンということもあり、登山者の姿を見ることは稀です。しかし、この時期の北アルプスが、筆者は一番好きです。理由は写真を見ていただければお分かり頂けると思いますが、清々しい空気、人気のない静かな山、そして美しく輝く残雪の峰々。厳冬期の人を寄せ付けない厳しさとは違う、それでも山の本質を垣間見せてくれる、そんな風景です。
双六小屋を午前7時に出発。小屋の近くからすでに絶景が始まります。

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(上:笠ヶ岳)

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(上:笠ヶ岳と秩父岩から抜戸岳)

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(上:双六岳のカールと丸山、三俣蓮華岳)

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(上:三俣山荘と祖父岳)

双六小屋からはまず樅沢岳に上がります。急登を登っていくとハイマツに囲まれた展望台に出ます。山頂の道標はもう少し先です。展望台から山頂付近まで、良い撮影ポイントが続きます。笠ヶ岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳と、夏に歩いた山々が今はまだところどころ雪を残して輝いています。天気が良ければ、じっくり撮影しながら進みます。

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(上:弓折岳から笠ヶ岳への稜線)

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(上:三俣蓮華岳から鷲羽岳、奥に雲ノ平祖父岳)

<残雪の稜線>
樅沢岳ピークを過ぎるとアップダウンを繰り返しながら槍ヶ岳に近づいていきます。夏道が一部露出していますが、残雪も多く尾根の痩せた箇所ではルート取りが難しくなある箇所もあります。雪がついた箇所では基本的には北側斜面をトラバースしていきます。

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