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夏の終わりから秋にかけて聴ききたい音楽
暑くて汗ダクの日々は嫌だったけど、終わるとなるとどこかもの寂しく感じてしまう。夏の終わりはいつも、少しの徒労感ともの足りなさが入り混じって、何だか切なくなります。
そんな心の中のスペースを、フンワリと補完してくれるような、そして芸術の秋に向けて、ちょっと新しい刺激を与えてくれるポップでクリエイティブな楽曲を紹介したいと思います。
HAIM “Summer Girl”
1. 夏が終わって欲しくない水着姿
今世界で一番「クールでポップ」だと僕が思っている、最高にイカした3姉妹バンドHAIM(ハイム)の新曲。兎にも角にも、終始ドキドキさせられっぱなしのPVが最高です✨ルー・リードの名曲“ワイルドサイドを歩け”をあからさまにオマージュしたこの楽曲は、パッと見ポップでシンプルなのですが、所々に彼女たちの音楽的知性やロック愛が見え隠れしていて、偏屈なロックオヤジをも唸らせること間違いなし!まぁそんなことをさて置いても、ただただチャーミングなルックスと演出に釘付けなのです。
Mura Masa, Clairo “I Don’t Think I Can Do This Again”
2. この夏の恋を忘れない
2017年のデビュー・アルバムで大ブレイクを果たしたUKのプロデューサー/マルチプレイヤーMura Masa(ムラ・マサ)と、YouTubeへの動画投稿から今を時めく存在へと駆け上がったローファイ・シンデレラClairo(クレイロ)とがコラボレーションしたニュー・シングル。クレイロに恋せずにはいられない、ピュアでアコースティックな導入部からサビへの飛躍は、まさにフォーク・エレクトロとも呼べそうな新ジャンル感。前衛的かつ魅惑的なPVも含めて、ムラ・マサの新機軸は音楽の世界を塗り替えそうな予感がプンプン漂っているなぁ、と思います。
(ちなみにコチラが従来のMura Masaサウンド。もちろんクールで最高。)
(Clairoは声が素晴らしい。が、楽曲はもっと素晴らしい。)
Kindness “Raise Up”
3. 秋の到来
アートとインテリジェンスをポップに落とし込む、天賦の才を持つ男Kindness(カインドネス)。9/6 にリリースされる5年ぶりの最新アルバム『Something Like A War』からの先行曲です。彼の楽曲に滲む、どこか宗教的で神聖なニュアンスが僕は好きです。クールでありながら、奥底でジワリと熱を帯びているようなテンション。まだまだ残暑が続く中で、いち早くアートで知的な季節の到来を告げる存在は、やはり彼なのだなと納得した次第。
いかがでしたでしょうか。正直「めちゃくちゃポップ!」という訳ではないかもしれませんが、聴けば聴くほどに良くなって、好きになっていける楽曲ばかりだと思います。
こうした音楽に触れることで、知的好奇心をくすぐられたり、もっとたくさんの音楽が聴きたくなるキッカケになって頂ければな、と。
それでは、よい夏の終わりを✨
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