シェア
福山桃歌
2025年1月26日 12:57
わたしのメンタルは家族全員に波及するのか、子どもたちも体調崩しまくっててんやわんやの1か月だった。開始3か月で有休をほぼ使い切ってしまって白目。6/2 息継ぎで今日と明日を繋いだら次は溺れず泳ぎきりたい 今日は溺れて沈んでいました。6/17 知らぬ間に世界が終わっていたとして死ねない気持ちだけが残った 実体のないものに関して思いを馳せる。6/19 晴天を横切る鉄のかたまりのやわら
2025年1月18日 13:45
だんだん仕事に行くのが嫌になってまいりました……と毎日日記に書き始めた2023年5月でした。おそろしい。5/8 膝を抱く さみしい色で爪を塗る 間違うためのルーティンになる さみしい色、何色かな。薄紫とか灰色かな。でも似合う人には似合う色やしな。5/8 断末魔 潰れた心の裏側にいつか見せたい桃色がある 心が何色なのかも議論の余地あるよね。5/8 ありえない夢ばかり見て現実になるの
2024年12月30日 15:59
心機一転!新職場でがんばるぞ!!とまだこの頃は希望に燃えていたような気がする。確か。4/1 嘘つきはきみのはじまりくちびるでしか真実を探れないから エイプリルフール短歌。4/3 するたびに夜はほどけて結ばれてからだの中に小さめの海 性愛的なことをどれだけ詩的に表現できるかってのも短歌の楽しみのひとつだよね。直接的な表現も好きだけども。4/3 人格を認められたる子の手には汗でしおれ
2024年12月30日 11:23
もう2年近く前のことになったけど、結構鮮やかに思い出せるのは短歌があるからです。ありがたいね。3/1 遠くまで羽ばたくことをゆるされたことば 誰かのこころにとまれ ツイッターで短歌を詠むことについてもだもだ考えたりすることもあるけど、そうやって発表媒体を悩めること自体幸福なことだと思う。3/2 人生は無意味なことであふれてていとしいきみの握るどんぐり これまであんまりどんぐりとか拾っ
2024年1月14日 15:57
2/2 僕からは遠い紛争地の子どもたちの視線で重い資料集 公民科って科目は、どうしても世界の諸問題に向き合わなくちゃいけないから、そういう単元を扱うときは気が重いし、なんなら教材もなんもかんも全部重い。2/3 終わらないものなどないのまっさらな砂噛むここが最後の浜辺 終わらないのに最後なの?って即詠だから一首の中で矛盾してることも時々ある。2/3 遠くには行けないと知りつつ眠る郊外行き
2023年12月22日 15:31
厄年のスタート!しんどいことばっかりあったひと月だった。厄年のせいにしたくないけど、厄年のせいにしないとやってられなかったな。1/7 素揚げしたエビの頭はあの夏の水族館の味がしたんだ 2023年初短歌がおそらくこれ。水族館味すぎてびっくりした。1/7 おもむろに切り開かれて三枚に下ろされつくしたアジの面持ち 地元に帰るといろんな魚に出会うから、つい魚を詠んじゃう。1/7 おかあさ
2023年10月24日 19:47
クリスマスが好きだ。プレゼントを選んだり、家を飾ったり、ごちそうの準備をしたりするのは、幸せの象徴みたいで楽しい。クリスマスに向けてなんとなくふわふわしていく街の景色も好きだ。 そんなクリスマスへのカウントダウンができるアドベントカレンダーも大好きだ。これまではポケモンセンターで販売されていたお菓子のアドベントカレンダーを買っていたけど、昨年はSAVONのアドベントカレンダーが欲しかった。た
2023年10月8日 13:08
11/2 迷わずにいられるようにその声を抱いて歩いた乗り換えの駅 通勤中はずっと音楽を聴いている。周りの音が聴こえないので、逆に迷ったり間違えたりしてしまう。11/3 すごくありふれた種にも仕掛けにも気づかずいてよ恋に落ちてよ 「すごく」要らなかったな。即詠なのでそういうこともある。11/3 帰りたい場所になりたい きみにしか見えないまるい月になりたい 夜道も煌々ときみだけを照らして
2023年9月27日 18:07
10/4 少し遅れたんだけど、長女が8歳になったことについて短歌を詠んだ。10/7 軽やかに飛び立てそうなハルカスの古いつばさがいとおしくあり あべのハルカスの片方はウイング館って名前なんだけど、建物のつくりがいかにも昔の百貨店てかんじで懐かしさを感じる。段差が多くて歩きにくいんだこれが。10/9 すごい雨 きみが笑えば曇天も澄みわたる青だったはずだよ すごい雨だった日の歌です。1
2023年6月23日 18:26
9/1 小さめの石をいくつか積む きみが死なない今日であってほしくて 一年で一番子どもの自殺が多い日だという。きれいごとかもしれないけど、悲しい気持ちになることから少しでも遠ざかってほしいと思った。9/2 生ぬるい世界の風に満たされて止まらぬ汗を拭えもせずに 9月の大阪はまだ真夏なんよ……9/3 ぬばたまの闇を歌って 狂気すらあなたに頭を垂れる眷属 ポルノグラフィティの闇曲(メビウス
2023年4月19日 17:16
8/1 暴きたいきみの裏側この夜をひっくり返せば来ない朝焼け オセロみたいに簡単に何もかもひっくり返ればいいのにね。8/2 夏を剥く 甘酸っぱさがはじけ飛ぶ きみの素肌に触れる甘さだ 夏の恋のイメージ、みかんとかはっさくの剥いたときの匂いなんだけど、それらの旬って冬だよな。8/3 恋を抱く夜のわたしに触れないでこの熱が今だけのものでも 好きだなあ、って気持ちが増幅されるのはやっぱり昼
2023年2月21日 12:34
7/1 誤魔化せるくらいの恋だきみのことすきじゃないって夏、熱が出る 夏は恋の季節だねえ……7/4 またひとつ生きる理由を与えられ延長戦にぬるぬる進む たぶん推しに何か動きがあった日とかだったのでは。推しに生かされている。7/4 胸を張る 夢も希望も薄らいだ世界できみをすきになったから 夫と出会ってなかったらたぶん結婚も子育てもしてなかったと思う。夫を好きになったことは、わたしの人生
2023年1月31日 00:16
6/1 晴れ渡らないまま揺れる感情を恋と名づける 夏がはじまる じわじわじめじめ忍び寄ってくる夏に、せめてもの区切りを設けたい。6/2 シャンパンの泡は真珠で途切れないものなどないと思い知らされる しゅわしゅわしてるのを見るの好き。6/3 世界ならきっと変わるよ肉体は脆く飛び散り要らなくなって 早く授業もアバターで受けられるようになるといいよね、とよく生徒と話す。肉体が要らなくなる日
2022年12月10日 10:41
5/1 美しく咲けない花も花 曲がりくねった茎のたくましきこと 地元の農園に初夏の花を見に行った。自然の中の花々は多様性にあふれていて、この年になってもその美しさに驚く。5/3 滲まないインクの青はゆるぎなく 神はわたしの中だけにいる 親戚が宗教の勧誘をしてくる。こんな頑強な意志を持つ人間ではなく、もっと人生や世の中に不安を抱く人にその崇高な教えを伝えてあげてくださいってかんじ。5/5