
Japan Wagamama Awards 2025の挑戦と未来 ~子どもたちの挑戦を支える仕組みづくり~
アメリカ大統領選が終わり、2025年の世界がどのように動いていくのか、多くの人々がさまざまな想いを抱えて新年を迎えていることと思います。
私は相変わらず全国を飛び回る日々を過ごしていますが、年末から進めている「Japan Wagamama Awards 2025(JWA2025)」の動きが非常に素晴らしいので、その報告をしたいと思います。
昨年11月後半から始まったJWA体験会には、合計71名の中高生が参加し、そのうち27名が本エントリーに進みました。「たった1人のワガママを叶えることが社会を動かす」という理念に共感し、世界を目指す学生がこれほどいることに胸が熱くなりました。彼ら全員を、7月にボストンで開催される「MIT AI Educational Summit」に連れていきたいという思いが強まっています。
しかしながら、ワガママLabの認知度はまだ十分ではなく、私たちの力不足もあり、資金面での課題も残っています。来年はより多くの学生をボストンに連れて行けるよう、今から全力で取り組んでいきます。
ありがたいことに、JWA2025は文部科学省をはじめ、全国11の地方自治体や7つの教育委員会から後援をいただいています。特に、後援いただいた地域の皆さまが地元の学校への働きかけを積極的に行ってくださっており、私たち以上に熱意を持って子どもたちの挑戦を支えてくださっています。教育はすぐに成果が見えるものではありませんが、地域や国の未来を創る重要な取り組みです。私たちも、より多くの大人が子どもたちを応援できる仕組みを作る必要があると改めて実感しました。
また、10月にスタートした「ワガママLab認定ファシリテーター講座」は現在第3期を迎えており、これまでに20名以上の方が認定を取得しました。MIT App Inventorのチームとも連携し、ファシリテーターの活躍の場を広げることを目指しています。現在、認定ファシリテーターの皆さんには、JWAにエントリーした27名の中高生のメンターとして伴走していただいており、彼らの挑戦を大きく支えています。メンターの関わりにより、中高生の成長スピードが加速しているのを実感しています。
教育は学校や家庭だけで完結するものではなく、産業界も含めて未来を創ることが重要です。より多くの大人が子どもたちの挑戦を応援できる仕組みを構築するため、近いうちにクラウドファンディングなど、多くの人が関われる機会を提供していきたいと考えています。
最後に、「DXハイスクール」の進展についてもご報告します。昨年、茨城県立鉾田第一高等学校と連携してスタートしたプログラムが、来年度には2,000名以上の高校生に「ワガママLabプログラム」を提供できる可能性が出てきました。
「たった1人のワガママを叶えることが社会を動かす」というテーマのもと、総合的な探究の時間で生徒たちが企画するアプリやプロジェクトには、「誰の、どんな困りごとを、どのように解決するのか」が明確なものが多く、イノベーションの種が次々と生まれています。これに企業との連携プロジェクトが加わることで、将来的には地域での起業や新たな産業創出につながる可能性もあると考えています。まだ構想段階ではありますが、一つ一つ実行に移していきます。
久しぶりの近況報告となりましたが、2025年も新たな挑戦を続けていきます!