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ワガママの社会実装に向けて

先日のJapan Wagamama Awards 2025を終え、ここ一週間は静岡県に滞在していました。

下田市や富士宮市では、地域おこし協力隊として新たな挑戦に取り組む隊員の皆さんの活動に触れ、多くの刺激を受けました。また、政策起業家の皆さんとの会食に参加するため、一時東京に戻るなど、慌ただしくも充実した日々を過ごしていました。

富士宮市 地域おこし協力隊おためしインターン

そんな中で忘れてはいけないのが、MIT AI & Education Summitに参加するグランプリ受賞者を含むファイナリスト全員へのフォローアップです。

彼らの受賞は想像以上に大きな反響を呼び、栃木県真岡市や北海道東神楽町では行政が主体となり、受賞のPRや開発したアプリの社会実装に向けた準備が進んでいます。地域の大人たちが若者の挑戦を全力で応援する動きが広がりつつあります。

改めて感じるのは、若者が応援されにくいのは、社会全体に応援の仕組みがないからだということ。今回のように、大人たちが役割を作り、支援の仕組みを築いていくことが重要だと実感しました。

Japan Wagamama Awards2025ファイナリスト

結局のところ、地域で頑張る10代を応援したいと思わない大人はいないはずです。それでも、仕組みがないことが問題だと感じています。
そこでIRODORIは、地域で挑戦する若者が継続的に応援される仕組みを作ることに全力を注ぎます。

まずは、Japan Wagamama Awardsを継続開催し、ファイナリストたちをMIT AI & Education Summit(ボストン)に派遣するための予算を確保すべく、栃木県真岡市と北海道東神楽町でクラウドファンディングを立ち上げます。

「同世代が海外で挑戦している。」

その姿を目の当たりにした中高生は、きっと心を揺さぶられるはずです。「自分もやってみたい!」——そう思える環境を多くの人に提供したいです。そのため、改めて自治体ごとにワガママLab体験プログラムを開催し、先端テクノロジーを活用した地域課題解決の実践機会を増やしていきます。

また、現在は個人向けに実施しているワガママLab認定ファシリテーターの育成も、地域で活動するコーディネーターを増やすために拡充していきます。とはいえ、育成にはコストがかかるため、クラウドファンディングやふるさと納税といった仕組みを最大限に活用し、持続可能な形を模索していきます。

さらに、ファイナリストたちが企画・開発したアプリは実証実験を経て、7月のMIT AI & Education Summitで発表予定です。彼らが「自分のアイデアが世界に届く」と実感できるよう、行政や地域住民との連携を深めながら、プロジェクトを進めていきます。

「たった1人のワガママを叶えることが社会を動かす」

その小さな一歩が、多くの人を巻き込み、社会に役立つ仕組みへと成長していく。この挑戦が、「自分には何もできない」と思っている中高生に、大きな勇気を与えるものになるはずです。

正直、正解がある活動ではありませんので、毎日が大変で、予期せぬことが頻繁に起きます。しかし、共に活動する仲間や、目を輝かせて挑戦する中高生の未来を創れると考えると、どんな困難にも立ち向かうことができます。

そういえば、先日のイベント動画や活動レポートも完成しました。興味のある方は、ぜひご連絡ください。

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