モチベーションの「スイッチ」を押して、メンバーの成長速度を上げる | ピースマインドの”はたらくをよくする®社員"営業部の宮武克吉さんにWhyピースマインドを語ってもらいました。
こんにちは。
ピースマインド広報の末木です。
東京の今日の気温は37度。「うだるような暑さ」という表現そのもの、頭の中が茹であがってしまいそうな暑い日が続いています。
今朝のオンラインの朝会は、今日も暑いですよね~という話から始まり、「地域のアナウンス」が話題になりました。「光化学スモッグ注意報」などは、どのエリアも共通でしたが、「迷子のお知らせ」などがよく流れるエリアもあるということで、地域の温もりを感じて和やかな気持ちで一日のスタートがきれました。
暑さに負けない熱い気持ちで、ピースマインドでは、いきいきとした職場を増やし、心豊かな社会づくりに貢献し続ける体制を強化するために、各部門でたくさんの新しいメンバーを迎えています。
これまでもnoteでメンバーの紹介をしてきましたが、今回は2020年入社で営業部 兼 カスタマーサクセス部マネージャーの宮武克吉さんに、ピースマインドではたらく理由やチームづくりの秘訣を語ってもらいました。
宮武 克吉さんプロフィール
一人一人の「ひと」が働きがいのある、はたらくをよくする®環境をつくりたい
末木
ムードメーカーの宮武さんには、いつも元気をもらっています。宮武さんはピースマインドに入るまではどんなお仕事をされていたんですか?
宮武
心理学に興味があり、それがきっかけで大学では心理学を専攻していました。個人的にはスクールカウンセラーになりたいと思っていたのですが、いきなり心理の専門家になる自信がなく、それ以外で興味があった領域が人材/教育/福祉領域だったので、まずは人との関わりが深い仕事をして経験を積もうと考え、新卒で人材派遣・人材紹介等の業務につきました。営業職を選んだ背景には、もともと人とコミュニケーションを取ることに苦手意識があったので強制的に成長したいという思いがありました。
末木
それはとても意外ですね。
宮武
かなり人見知りだと思います。笑
話すのは嫌いじゃないけれど、得意でもない。だから強制的に経験を積む環境に身を置きたかったという感じですね。
末木
前職を退職時には西日本営業部長だった宮武さんが、ピースマインドに転職しようと思ったきっかけは何ですか?
宮武
前職は入社時はベンチャー企業でしたが、退職時には東証一部に上場するまで成長していました。環境、上司、部下にはとても恵まれていたと思います。組織の成長を感じながら、自分自身がキャリアアップしていく過程で、部下とのかかわり方や事業を成長させる方法など、たくさんの学びがありました。役職が上がるに連れ、理想と現実のギャップに苦しむこともありました。そういった組織と環境の変化から経験を積み重ねる中で、徐々に仕事をするのは組織ではなく一人一人の「ひと」であり、その「ひと」が働きやすい、働き甲斐のある環境を作ること、支援していくことが大事だと感じるように自然となっていきました。
管理職としてたくさんの部下と関わりながら、一方で組織として部下一人一人にできる支援は限られていると感じ、もどかしさも感じることもありました。そんな中、一人一人の「ひと」の支援ができる事業/業界があり、その事業をしている会社がピースマインドという会社であると知りました。
一人一人の「ひと」の支援をする、というのは言葉でいうのは簡単で、ある種、理想論であるとも思います。一方で、事業としてはとても本質的だと感じたこと、そして大学で心理学を学んでいたこともあり、メンタルヘルスという領域と、EAP(従業員支援プログラム※1)という支援の仕方に興味を持ちピースマインドに入社しました。
環境の変化に合わせて、組織もマインドも柔軟にアップデートする
末木
現在の業務内容を教えてください。
宮武
営業部のマネージャーとしての役割は、営業部全体のインサイドセールスからフィールドセールスにおけるKPI管理や営業戦略の立案、最近はブランディング戦略の検討など幅広く担当しています。カスタマーサクセス部のマネージャーとしては、西日本エリアの既存顧客を担当し、ストレスチェック実施のサポートから結果分析後のフォローアップまで一気通貫で対応しています。
2つの人格があるのでその分業務量も多いですが、色々なお客様と接点を持つことができ、営業をしている中で日々勉強になることばかりで常に脳みそが筋肉痛のイメージですね。でも充実した毎日だと思います。
末木
筋肉痛になるということは、脳の筋肉が鍛えられている証拠で、苦労もある反面やりがいがあることが伝わってきます。仕事をする中でどんなことに楽しさを感じますか?
宮武
企業の人事担当/ダイバーシティ担当/経営層等の方々と対話する事が多いので、それぞれの企業がどんなことにバリアを感じているのか吸収し、そのバリアを解決するには何ができるかを考えている時がとても楽しいです。
たとえば、ストレスチェックでは企業の健康度が数値化(総合健康リスク/偏差値)されます。そういった数字を元に、お客様とのミーティングで課題を発見し、より働きやすい仕組みを再構成する提案を通して、顧客の状態が少しずつ整備されていくことを実感できるときが楽しいですね。
ピースマインドの事業領域は、ソリューションを導入していただいたらそれだけで全ての課題が解決するという性質のものではありません。年単位でカスタマーサクセス部の担当が導入企業のご担当者様と一緒に思考し、それぞれの組織によって最適なアプローチをしていく。その積み重ねがとても重要なので、導入企業のご担当者様との各回のミーティングをとても大事にしています。
その結果として従業員のサポートにつながったと言っていただいたり、ミーティングの中で企業の担当者の方に気づきを得てもらった時には、貢献できていると感じ、とても嬉しくやりがいに感じます。
末木
やりがいがある反面、苦労もありますよね?
宮武
そうですね。最近は少しずつ慣れてきましたが、最初は勉強/知識のインプットが多く苦労しました。商材が無形商材なので、商材を扱う営業がしっかりご説明できる万全な状態である必要があります。そのために日々の勉強は欠かせません。興味がある領域なので苦にはならないですが、正直なところなかなか大変です。笑
また、コロナ禍でほぼオンラインミーティング、かつミーティング機会も限られた状況です。その中で顧客の課題がどこにあり、その課題に対してどういうソリューションが提供できるのかを、貴重な各回のミーティングでしっかりご提案するために、事前準備に時間をかけるようになりました。最初はその準備にも苦労しましたね。
チームビルディングという観点では、資源も無限にあるわけではなく限られているので相互補完で常に組織を回すことを意識しています。誰にでも得意・不得意はあります。パズルのピースをはめていくように自分の苦手なところはメンバーに埋めてもらい、自分の得意を活かしてメンバーをサポートする、補いあえるチームをつくっていくことに苦労もありますが、やりがいも大きいですね
末木
メンタルヘルスの専門企業ならではのインプットの苦労は同時に楽しさでもあるのですね。宮武さんが感じるピースマインドの魅力はどんなところですか?
宮武
一人一人の家庭、働き方を尊重してくれる文化があるところです。自由と責任は両輪なので、任されているのだから成果をださないと!という気持ちが自然に湧いてきます。自由に発言ができる環境や環境の変化に合わせて柔軟に組織をアップデートできるところも魅力だと思います。
末木
コロナ禍でピースマインド社内の「はたらくをよくする®」は、いろいろとアップデートされましたよね。
宮武
コロナ禍で全社員がリモートワークに移行しても、大きな問題なく業務がスムーズにまわっているのは、経営の柔軟な姿勢と管理部門の迅速な対応、そして社員一人一人が自立しているからだと感じます。制度だけでなく、経営と社員の信頼関係がないとここまでスムーズに移行できないですよね。
EAPの認知を拡大して利用者を増やし、より多くの「ひと」の支援をしていきたい
末木
営業部は新しいメンバーも増えていますが、いまどんなチームですか?
宮武
営業部は現在8名のチーム編成で社内でも特に風通しがよく、何でも話せる雰囲気です。最近話題の言葉を使うなら”心理的安全性”がある環境だと思います。メンバー全員が自立していて自分で考えて動ける仲間だと思っていますし頼りにしています。それぞれ自社のソリューションに価値を感じているので、信念に基づいて行動する姿勢も、一緒にはたらく仲間としてリスペクトしています。
末木
たくさんの人にピースマインドのソリューションを届けて、いきいきとした人と職場を増やしたい!という熱意を営業部メンバーからいつも感じます。営業部が新規のお客様に向けて月2回配信しているメルマガ『HAPPY MONDAY NEWS』にもその思いが詰まっていますよね。
宮武
営業部のミッションは「HAPPY MONDAYの提供」です。『HAPPY MONDAY NEWS』では、はたらくをよくする®ために、まずはお客様の一週間を月曜日から良くしていきたい!という想いで、メンタルヘルスやハラスメント等に関わる様々な情報や事例、ピースマインドの研究成果や新商品のご案内など情報をぎゅっと凝縮してまとめてお届けしています。昨年度末に営業部メンバーの村西さんに構想を話したら、賛同してくれて翌月には配信スタートできました。
末木
いつも月曜日が楽しみだ!という気持ちで仕事ができたら幸せですよね。メルマガ読者のお客様から、とてもためになる!と嬉しいご感想をいただいていると聞いています。
宮武
日本ではEAPのような社外相談窓口を使うことに、まだまだ抵抗を感じる方も多いと思うので、浸透させるのは正直時間がかかるかもしれません。でも、はたらく人に有益なソリューションであることは間違いないので、ピースマインドのソリューションを使う人を増やし、一人一人の「ひと」の支援の輪を広げていきたいので、試行錯誤しながらも楽しく取り組んでいます。
末木
より多くの方の伴走支援をするために、これからチームをどう進化させていきたいですか?
宮武
OODAループを早く回すことが肝だと思っています。お客様のニーズを正しく理解し、「素早く何度も動く」ことを心がけています。あとは、時代に合わせて変化していくこと、その変化を楽しむ姿勢がチームを強くすると思います。
公益財団法人日本ユニセフ協会による日本の「子どもたちの幸福度ランキング」調査(※2)によると、日本人の身体的幸福度は1位なのに、精神的幸福度は38か国中37位という残念な結果が出ています。人生は1回きり。その1回を思いっきり精神的幸福度高く過ごしたいですよね。仕事もその手段なので、一緒にはたらくメンバーとは精神的幸福度を高め合える仲間でありたいです。
メンバーの目標は対話の中で一緒につくっていけばいい
末木
マネジメントについて意識している事はありますか?
宮武
メンバーには、自分がやりたいことは何か、それを実現するためにいま何をすればいいのか、「現在」だけではなく「未来」のビジョンを持ち「いまこの瞬間」を意識して楽しんではたらくことが大事だと伝えています。
末木
未来の事を明確に思い描けない人もいると思いますが、そういったメンバーのモチベーションを上げる秘訣はありますか?
宮武
一緒にはたらくメンバーにもそれぞれの人生があるので無理強いはできませんが、もし「将来やりたいことがない」という状態なら、一緒に考えていこうか、というスタンスで話をしています。
末木
人生の多くを費やす仕事だから、楽しいと感じながら働けることが望ましいですよね。
宮武
色々な考え方/価値観の人がいるので、そのそれぞれの人がパフォーマンスを最大限高めれる環境を作ることができたら最高ですね。「目標がない」「現状維持でいい」という状態/時期もあると思います。その状況をまず受け入れ、一緒にパフォーマンスを高めるための環境を創っていきたいと思います。
あと「あなたの強みは何ですか?」と聞くと、強みはないと回答する人もいます。でも、話しを聞いていると、本人が気づいていない強みが必ずあります。対話を通して、メンバーの強みを見つけそれを軸に「ありたい自分像」を一緒に考えていくようにしています。それが見えてくると成長速度が上がることを、これまでのマネジメントで体感しています。
業務を滞りなくこなせるように支援することも大事ですが、「ありたい自分像」を整理しながらメンバーのモチベーションの「スイッチ」を見つけて押してあげることが管理職の重要な役割だと思っています。
末木
対話を通して相手の気づきを促すスタイルはカウンセリングに通ずるものがありますね。
宮武
そうかもしれないですね。時には言いにくいことも伝えて弱みに直面させることも大事だと考えています。
末木
ちゃんと弱みに直面することは、上司にとってもパワーがいることですよね。
宮武
そうですね。でも、良好な関係性があって心理的安全性が担保されていれば、難しいことではないはずです。逃げたり見て見ぬふりをせず、しっかり向き合える上司であろうと努めています。
末木
信頼関係があれば「宮武さんに言われるなら仕方ない。頑張って改善しよう。」という気持ちになれますよね。
宮武
そうありたいですね。メンバーの課題に直面化するだけではなく、メンバーからも自分の弱みや改善点を聞いて振り返る時間も必ずとるようにしています。役職が上がるほど、自分に対するフィードバックの機会が減るので意識して聞くようにしています。
末木
普段からメンバーとのコミュニケーションで工夫していることはありますか?
宮武
日々の業務確認ミーティングや評価面談の他にも、一緒にご飯を食べたり飲みに行ったりして、積極的に関わって話す時間を積極的にとっています。コロナ禍ではオンラインミーティングの冒頭にアイスブレイクを入れたり、オンライン飲み会を実施してコミュニケーションの機会を増やして業務の事だけでなくプライベートな話もするようにしています。
末木
宮武さんの発案で、新入社員のオンライン交流会が月次で全社で行われるようになりましたよね。交流を深めるだけでなく、新しいメンバーからみた率直なピースマインドへの思いを語る場でもあります。
宮武
時には会社にとって耳の痛い話も出るかもしれないけれど、入社したての社員が会社に感じることは貴重な財産だと思います。そういった声を拾って向き合うことが企業の成長に繋がるからです。
末木
まさに、課題に直面して改善していくことが私たち社員にとっても「はたらくをよくする®」のアップデートの肝ですよね。
宮武
社員の意見をキャッチアップしてそういった場を設けてくれた執行役員の小薬さんにとても感謝しています。
「はたらくをよくする®」とは?
末木
最後に、宮武さんにとって「はたらくをよくする®」とはどんなことですか?
宮武
ピースマインドのソリューションで一人でも多くの「ひと」に対して働きやすい環境を提供できている状態をつくることです。
そのためにも、まずは私自身の人生のテーマでもある「精神的満足度の高い人生を送る」という目標を追い続け、実現し続けたいと思ってます。
人生の3割は仕事している時間と言われてます。その時間を個人的にも豊かな時間にしたいですし、一緒に働いているメンバーにとってもそう思える環境を作っていきたいと思います。
末木
ありがとうございました!
※1 EAP:従業員支援プログラム ( EAP : Employee Assistance Program ) とは、職場のパフォーマンスを向上させるために、心理学や行動科学の観点から「働く人」と「企業」に解決策を提供するプログラムです。
※2 公益財団法人日本ユニセフ協会による「子どもたちの幸福度ランキング」調査
ピースマインドでは、「はたらくをよくする®」に共感し、共創してくれるメンバーを募集しています。ご興味のある方はぜひ以下をご覧ください。
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