囚われ感

突然誰かに会いたくなることが多い。
それも、どちらかというと男性より女性の方が多いように思う。

猛烈に会いたくなり、SNSなどで連絡を入れようとするんだけど、

はて、なんで会いたいんだろう？
と、理由が真っ暗になる。
なんでこの人に会いたいのか、会ってどうするのか、何を話すのか、全くと言っていいほど空っぽなんだ。

それに絶対気づくプロセスを経るから、必ず虚無感と空虚感に苛まれる。

会えたら紳士的に振る舞うのに。。
と、思う自分に対してもガッカリするんだ。
その振る舞いこそ、嘘っぽいだろと。

本当はめっちゃくちゃにしてやりたいのに、いつまでも、いい人で終始しようとする。
オレは一体どこにいるんだよ！？

誰かに会って存在を確認しないとたまらないんだろう。
それが女性なら、包んでもらえるかもしれないと思うんだろう。

そんなに心のどっかにポッカリ穴が空くような生まれ方したのかな？と心当たりがない。
逆にその心当たりのなさがものすごく寂しくて、恐ろしい。

夜、南青山まで、とあるヌードモデルの個展へ出かけた。
彼女の世界観は正直、短い時間で理解することは難しかったけど、真剣に拝見したことは事実。
股間が熱くなることはなかった。
人は尊く、一人一人が芸術だとスーッと清らかに。

傍のバースペースにそのご本人がいるということだったけど、馴染みの方々に囲まれていて、とても話を聞ける雰囲気じゃなかった。
本当はヌードモデルの話を聞きたかった。
そこで我慢したことが、寂しさが重くのしかかることに。

いつも、何かとカッコつけてしまう。
辛い。