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自祝生活徒然*Wake up call! 〜お目覚めのエンジェルが訪れて〜

本来なら、今週は年に一度の「フィンドホーン日本語体験週間」が開催されて今年の参加者の皆さんと共に夏至に向かう北スコットランドの太陽を浴びながら、フィンドホーンの日常に浸るはずだった。

パンデミックの影響で、フィンドホーンも3月上旬から10月半ばまでゲストを迎え入れず、静かなコミュニティの時間が続いている。一年を通して世界中からゲストを迎え、ごく当たり前の日常の体験を通して、人間の可能性を探究し、自然界、サトルワールドとの共同創造の元、この地球によりよく生きられる場を提供しているコミュニティであるフィンドホーン。絶え間ない人の往来がたくさんの「種」を落とし、発芽し、熟した実となって、再びその「種」が世界中に播かれてきた50年あまり。教育プログラムを提供するようになってから、こんなにも長期間ゲストを迎えないのはおそらく初めての経験なのではないかと思う。

しかし、そもそも、『不確かさの中の確かさ』への信頼がベースとなっている場であり、常に、『今、自分たちは何を感じ、何ができるのか』という問いかけと共に在る彼らは、野草の根っこのように地下茎を張り、オンラインを通して新たな世界とのつながりを結び、それがすでに一つの形となりつつある。

実際、なかなか現地に赴けない方々にとっては直接フィンドホーンから分かち合われる彼らの日常に触れることができる良い機会になったし、フィンドホーンの方々にとっても、まさに新しいアプローチへの『目覚め』となったのではないかと思う。(オンラインのプログラムについてはこちらを。今は英語のみ)

ということで、今回残念ながら現地にお連れできなかった皆さんと、プログラムが始まる予定だった13日の夜、フィンドホーンのエルダー達、ジュディスさんと、イネカさんをオンラインで繋ぎ、ささやかなギャザリングの場を設けた。

30年以上もコミュニティの中で世界への奉仕をしていているジュディスさんとイネカさん。その経験と知恵に裏付けられたフィンドホーンの実践、理念をお伝えいただき、共にこのグループのエンジェルを選んでいただいた。

そして、やってきたのが

Awakening〜目覚め〜

でした。お日様が輝き、ブルーバードがベッドの脇でさえずり、大きく伸びをしているエンジェル。

フィンドホーンでは私たちのうちにあるクオリティ(質)をエンジェルと見立てて表現し、共に働く仲間として迎え入れる。迎え入れるということは、つまり、私たちのうちにあるその特別なクオリティを呼び覚ます、ということ。決して、足りないから補給しにきているわけではない。

その特別な質を呼び覚まし、そして注目しながら共に活動したとしたら、どんな閃きや、ビジョンが得られるのか?という問いかけと共に迎え入れる。

フィンドホーンの日常において、あらゆる場面で登場するエンジェルたち。

今回は改めて現実的には幻となったグループのために迎え、この一週間、それぞれが、この『お目覚め』のエンジェルと対話をしていく。

たまたまなのか、必然なのか、前日のコミュニティミーティングでも同じエンジェルがやってきたそうで、フィンドホーンの皆さんも、そして我々もそろそろお目覚めの時ですよ!と内なる声が私たちを起こしにやってきたのでしょう。

なんとなく、ぬくぬくと居心地のいい布団の中に潜っていたい気分でいたのだけど、こうしてサインがやってきたならば、抵抗しても無駄。いずれにしても、ことは起きていくので、素直を従った方が良いというのは、それなりにエンジェル達と付き合ってきてのわたしなりの知恵である。

具体的に何をどうする、ということではない。ともかく、眠っていた『わたし』を起こす時であり、起こしても良い時なのだ。

自分の心にくつろぎながら、立ち現れる世界と呼吸を合わせて。

すでに時は動き出した。

「目覚め」のエンジェルを迎え、イネカさんからシェアされた一遍の詩。
二度寝しちゃダメだよと。本当に、せっかく目覚めたのだから。

“The breezes at dawn have secrets to tell you

Don't go back to sleep!

You must ask for what you really want.

Don't go back to sleep!

People are going back and forth

across the doorsill (threshold) where

the two worlds touch,

The door is round and open

Don't go back to sleep!”

by Mawlānā Jalāl ad-Dīn Muḥammad Balkhī-e-Rūmī


夜明けに吹く微かな風は

あなたに秘密を運んでくる

また、眠りについてはならない!

あなたは

あなたが本当に

求めていることを求めなければなりません。

また、眠りについてはならない!

人々は二つの世界の間にある

敷居を行ったり来たりする。

扉は回転し、開け放たれている。

また、眠ってはならない!

メヴラーナ・ジャラールッディーン・ルーミー
(13世紀の宗教者・哲学者・神秘主義詩人)
訳責:MANA AOKI


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