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わたしがEMグラビトロン農法を学ぼうとしたわけ。

EMとはEffectively (有益な)Microorgnisms(微生物群)。
つまり、良い働きをする微生物たち、乳酸菌や酵母、そして光合成細菌を集めたもの。有機物を発酵に導き、人間と自然界が心地良い関係を築き、有益な働きをしてくれる菌の集合体です。

乳酸菌が発酵を助け、光合成細菌は主に太陽の光を生命力に転換し、酵母もまた発酵と旨味を醸します。

この三者が揃うと、あらゆるものが美味しくなったり、分解・消化しやすくなったり、また、太陽の力を取り入れられるようになる。

沖縄の比嘉照夫先生が、幼少期から農業に携わりながらお爺さんから教えてもらった知恵を礎に、微生物の種類、構成、扱い方を研究し、世に出したのは80年代。

気が遠くなる様な実験と検証の結果、好気性の乳酸菌と酵母、そして、嫌気性の光合成細菌という全く異なった環境で活躍する菌が、一つになる環境を作ったという事が比嘉照夫先生の大きな功績です。(空気が嫌いな菌と好きな菌がどうやって共存しているのかは、凡人には謎ですが、この二つのベクトルが同時に存在するということは、何にでもなれる可能性も含んでいると私は理解しました。)

そして、その技術に対して特許を取らず、利他の精神で分かち合ったこと。

農薬を使わずとも作物がよく育つと評判になるも、さまざまな横ヤリが入り、その発展にはいくつもの壁が立ちはだかりました。が、地道な実践、観察を重ねていく内に微生物たちの働きには無限大の可能性があることを発見し続け、晴れて御国から認められ、受勲されるというところまできました。

微生物が発する波動が、対象物との「つながり」を作り(量子もつれ)、その波動のうねりが「量子的な空間」を作り、野生との境界線を生む結界となります。それは、人間が微生物と協働して、管理された空間を作り出すことで、野生の中で生きる動物たちや虫などから作物を守ってくれるわけです。それだけでなく、自然災害の影響を軽減したり、はたまた、有害物質を原子転換して有用なものにしてしまうというその働きは、再現性を持ち、その理屈も比嘉セオリーとして公表されています。

私がEMを意識的に実験、実践してみようと思ったきっかけは、白鳥哲監督によるドキュメンタリー『蘇生Ⅱ』を観たこと。

2011年に起きた東日本大震災、そして福島の原発事故を間接的に体験した後、私の中で、どうしても拭えない人類に対する絶望感がありました。

原発を意気揚々と作りつつも、事故後の後片付けの仕方も手段も実は考えられてなかった、ということを目の当たりにし、ある意味どうにもならないゴミを未来の人たちに押し付けるようなことになったことに対して無力であることをずっと感じ続けていました。さらに、メガソーラーの急速な広がりによって、日本の風土の風景は削り取られ、2021年には大惨事にも至りました。寿命と言われる20年後のパネルのゴミの山はどうするのだろうと、暗澹たる気持ちが澱のように溜まってゆきました。

静かに横たわるその絶望感の澱が、この映画で見せられた、EMによる福島の7年間に渡る蘇生の試みの過程によって、まさに私の中で原子転換が起きたのです。

毎月何トンものEM活性液を繰り返し繰り返し、放射線量の高い森や池、畑に撒き続けた結果、「汚染物質」が「活性力の素」となって、森の息吹は蘇り、水の中には生き物が棲み、そして、畑は豊かな実りをもたらし、放射線量の検出は圧倒的に下がったという、試みの結果を見せられて、ここに未来に繋がる道があると確信しました。

さっそく、スイッチが入り、私たちが耕作する館山の田んぼでもEMとの共同創造を体験したいと強く思いました。本当にこれでいいのか?という疑問を持ちつつも、見ようみまねの実践が始まりました。

そんな矢先、2020年に館山のイノシシが異常繁殖し、私たちの田んぼも収穫直前に、見事に食べ尽くされてしまいました。

こうなると、必死。
映画の中で説明されていた『結界』を本気で学びたいと、映画の中で、情熱的に『結界』のことを伝えていらした野本ちずこさんと出逢い、オンラインの講座を通して『EM整流結界』の極意を教えていただきました。(現在も継続中・・・)

それまでの、真似事から一歩前進。
「電柵」が当たり前の地元の方々にとっては、EM結界は「なにこれ?」の世界。

「あなた方の田んぼがあるからイノシシがやってくる」とまでおっしゃる近所の方の理解を得るためには見える結界、金網フェンスを立て、その内側にEM結界対策をしました。今思えば、汗水垂らして、フェンスを立てることは何処か、自然界に対する私たちの訴えでもあったかもしれません。

努力の甲斐あって、2021年はイノシシとの間に健全な距離を築け、無事にお米の収穫が出来ました。金網だけでは恐らく穴を開けられたり飛び越えたりされたことと思います。前年のことを思えば、一切、足跡も見つからなかった、というのはEM結界のおかげだと思います。

学んだことの要として、量子物理学に基づいたテクニカルなことはもとより、EMさんとの繋がりを強固にしてくれるのは感謝と謙虚さ。

ハワイのカフナの精神を伝える『ホ・オポノポノ』を唱えながらEMを撒くとき(EM賛辞と呼びます)、自分達が自然界の中で、何かしらの命を犠牲にし、生かされているとしみじみ感じます。

ごめんなさい、許してね、ありがとう、愛しています。

なぜ、謝ることから始まるのかということをようやく理解し始めたところです。

光合成細菌を中心にデザインされたEMさんは、太陽の力を大地に下ろし、
そして私たちの身体とのつながりを築いてくれるもの。
その主役は『重力子』と『重力波』。微生物の波動源ともいえます。

その重力子を集める役割をする『炭』と、集めたものを運ぶ役割の『塩』とEMさんの協働が、先に述べた、量子うねりを生み出し、そこに満ちる波動が、野生界とは異なるために野生動物はその領域に境界を感じで入らない、それがグラビトロン農法による結界のセオリー。

頭で理解しようとするので分かりにくいですが、その『場』を体感すると、全身で理解できる。体感は、疑いを挟む余地は与えません。

そして、そこに育つ生き生きとした野菜や稲が目に見える証となります。

雑草の勢いに負けて、株の大きさにムラがあった私たちの田んぼも、昨年の稲は、株が揃い一つ一つの株がしっかりと分蘖しムラがなくなりました。

目には見えないけど、この世界を成り立たせてくれているあらゆる存在が確実にいる。しかし、私たち人間の知覚がまだまだ、数多あるその存在達のことをキャッチできていないだけなんだと思います。

ですから、試みあっての学び。答え合わせではない、発見と体験の重なりの中で見えてくる世界にいつもオープンでありたい、と思います。正解探しをしがちですが、それは人生をつまらないものにしてしまいます。

私たちの好奇心とワクワク、そして開かれた心が微生物さん達が最も喜ぶ栄養と言えるかもしれません✨✨

EMに関する情報はこちらにまとめました。

EM研究機構
👆 EMに関する全般的な情報

比嘉照夫先生のグラビトロンセオリー
👆 グラビトロン農法についての根拠

野本ちずこさんと比嘉セオリー ☜ わかりやすいです^^

野本ちずこ先生の実践に基づくEMの教科書
『微生物のパワーを引き出すのはあなた』

地球環境共生ネットワーク
👆 EMを使用した環境浄化、災害支援などの社会貢献活動の母体


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