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「配偶者を従わせ、教育したいと思い、批判ばかりしているとしたら、その結婚は決してうまくいかないだろう」
結婚とは何か考えてみる
結婚するということは、相手を誰よりも大切に思い、自分のこと以上に大切にすることだと思います。
「自分は何を手にするか」「自分の要求をいかに押し通すか」と考えるのではなく、「相手に何を与えられるか」「相手をいかに喜ばせることができるか」を考え、実行することが大切です。
そして、更に大切なのは、それをどちらかの一方向ではなく、双方向で実行することです。
それが結婚生活を幸福なものにする唯一の方法だと、アドラーは言っています。
自分はどうだったか振り返ってみる
自分の失敗を振り返ってみると、アドラーの言う通りだということがとてもよく分かります。
私は、ほとんどの場合で、自分の方が正しい、相手が間違っていると思っていました。
いつの間にか相手を下に見て、自分に従わせようとしていました。
自分の思想信条は無差別・平等と言っておきながら、一番身近な存在にそれができていなかったのです。
お恥ずかしい限りです。
女性が男性を支配することはあるのか?
女性は、物理的および社会的に力が弱いことの方が多い(決して女性が社会的に弱い方がいいとは思っていません)ので、男性を支配するために、涙を流したり、わめいたり、病気を理由にすることがあると言われています。
それもまた力による支配の一つです。
男性は、目の前で女性に泣かれると、多くの場合うろたえて、何とか泣き止んでもらおうと必死になりますよね。
もちろん、このような関係もうまくいきません。
二人が平等であることが前提条件
あくまでも二人が平等であり、奪うことよりも与えることを大切にする。
そうして初めて愛と結婚の課題は解決されて、幸せが訪れるのです。
愛と結婚の課題においては、男性と女性が平等であることが前提条件です。
それが崩れている限り、二人は常に問題を抱え続けることになるでしょう。
反省しやり直せるのが人間
男女の悩みを抱えている人は少なくないと思います。
私もかつてはその一人でした。
でも、失敗を糧にやり直せるのも人間だと私は考えています。
今現在、夫婦関係で悩んでいる人は、一度冷静に二人の関係は平等なのかどうか、考えてみてはいかがでしょうか?
もし、不平等を感じたら、二人でその課題にしっかりと向き合って改善し、平等な関係になれば、幸せな結婚生活が訪れる可能性は高いと思います。