「勇気がある人は、成功をおさめる。勇気がない人は、身を滅ぼす」
アドラー派がよく利用する小話
ある男がパーティーで話の輪に入ったところ、美術の話になりました、
ゴッホがどうの、ルノアールやゴーギャンがどうのこうの。
男はまったく話についていけず、恥をかきました。
さて、この男は翌日どのような行動を取るでしょうか?
勇気のあるなし
アドラー派はこう考えます。
この男に勇気があれば、翌日、図書館に行くであろう、と。
恥をかいたことをチャンスと捉え、逃げずに正面から立ち向かうのです。
一方で、その男が勇気をくじかれていたとしたら、おそらく言い訳をするだろうと考えます。
「美術なんてくだらない。一文の得にもなりもしない。金持ちの道楽だ」
そうやって、相手をおとしめて、自分は優越感を味わうのです。
合理化、価値低減傾向
アドラー心理学では、これを合理化もしくは価値低減傾向と呼びます。
どちらの男が幸せになり、どちらの男が不幸になるでしょうか。
答えは歴然としていますよね。
勇気を持てなかった自分
また大学進学を諦めた話になりますが、勇気があれば、奨学金を借りて、バイトを頑張るなど、何とかして学費を捻出して、どうやったら大学進学できるのか考えて、実行したでしょう。
でも高校生の私は勇気がなかったので、「大学は経済的に恵まれている奴がいくところだ」「大学に行かなくても成功できる」と言い訳して、大学進学しないことを必死に正当化しました。
結果として、50歳を過ぎた今、放送大学で心理学を学ぶことを選択して実行しています。
随分と遠回りしてしまいましたねww
勇気を持てば成功できる
アドラーはこう言っています。
「成功は勇気によるものであり、カウンセラーの仕事は、絶望感を希望へと変え、有用な仕事を成し遂げるためのエネルギーを集めることができるようにすることである」よ。
身近にはなかなかアドラー派の心理カウンセラーはいないので、私はアドラー心理学の文献を読み漁り、noteで毎日アウトプットして、独力で少しづつアドラー心理学を身に着けて、自らの力で勇気を持てるように、日々努力しています。
成功したければ、幸福になりたければ、勇気を持とう。