「まじめな人が成功しても、英雄になれない。怠け者が成功すると、英雄になる。怠け者は失敗しても、「やればできるのに」と言われる。怠け者は得ばかりなのだ」
勉強していないアピール
皆さんにも経験はないでしょうか?
学生時代、試験の当日に友だち同士で探りを入れ合った経験が。
「勉強した?」
「全然してないよ!」
いわゆる「勉強してないアピール」です。
なぜこのような「勉強してないアピール」が横行するのでしょうか。
二重に得をする
それは「勉強していない」と言った方が二重に得をするからです。
もしも、いい成績を取れたとしましょう。
勉強していないにも関わらず、良い点数を取れたのです。
彼、彼女は、英雄として賞賛されることでしょう。
もしも、いい成績が取れなかったとしましょう。
勉強していなかったのだから、仕方ない、と思われ、無能さを暴かれることはないでしょう。
「勉強すればもっといい点数を取れるはずなのに…」と、むしろ可能性を賞賛されるのです。
学生時代は勉強嫌い
私は学生時代、勉強することが好きではありませんでした。
自慢するわけではありませんが、中学生までは勉強しなくても、ある程度いい成績が取れていたので、頑張って勉強するという習慣が身につかなかったのだと思います。
高校に入ったら同じレベルの人たちが集まってくるので、中学までのやり方が通用するわけがないので、当然成績は伸び悩みます。
保険を掛ける
私も高校時代、「勉強してないアピール」をしていましたね。
しかし、その動機は二重に得をするからではなく、点数が悪くても勉強していないから仕方ない、という保険を掛けていたのだと思います。
そして、経済的な理由で大学進学はできないと、自分で勝手に決めつけていたので、だから勉強しても仕方ないという言い訳にもしていました。
勉強したアピール
逆に「自分はまじめに勉強した」とアピールしたとしましょう。
おそらく彼、彼女はいい成績を取っても「勉強したんだから、当たり前」と思われ、いい成績を取れなければ「勉強したくせに」とけなされるでしょう。
そう、明らかに怠惰をアピールした方が得なのです。
気を付けよう
しかし、気をつけて下さい。
それが癖になると劣等コンプレックスにおちいってしまいます。
失敗を避ける口実づくりを多用し、無益な行動を繰り返すようになるからです。
勉強しとけばよかった
高校時代に勉強しなかったツケがいま回ってきているので、50歳を過ぎた今も必死に勉強しています。
硬くなった脳に新しいことを覚えさせるのは、一筋縄にはいきません。
時にはくじけそうにもなりますが、生涯学習・生涯成長を目標に頑張ることを決意したので、今後も継続して勉強していきます。
勉強しなかったアピール、怠惰アピールはずるい方法と自覚しよう。