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「勇気とは『自分に能力があり、価値がある』と思える感覚」
困難に立ち向かうか逃げるか
人生は思い通りにならないことばかりです。
仕事で、友人づきあいで、夫婦や親子関係で。
人生は困難の連続といえるかもしれません。
そして、人は困難に出会った時、二つの選択肢を持ちます。
困難に立ち向かうか。
もしくは、困難から逃げるか。
後者を優越コンプレックスと劣等コンプレックスと呼ぶこと、そして、それらには無限のバリエーションがあることをこれまで見てきました。
勇気を持て
しかし、ごまかしでしかないコンプレックスに逃げても、何も解決しません。
劣等感はますます肥大化し、関係はこじれるばかりです。
逃げずに立ち向かうしか方法はありません。
では、どうすればいいのか?
アドラーは「勇気」を持て、と言いました。
勇気とは
アドラーは言いました。「私は。自分に価値があると思えるときだけ勇気を持てる。そして、そう思えるのは、私の行動が共同体に有益であると思えるときだけである」
つまり、勇気とは「自分に能力があり、価値がある」と思える感覚です。
言葉を換えるなら「自分は課題を解決できるし、他者に貢献できる(能力がある)。
そして、周囲の人は仲間で自分の居場所がある(価値がある)」と思える感覚です。
勇気を持てた瞬間
私は、キャリアコンサルトの有資格者(ホルダー)として、これから国家試験に挑戦する方の勉強会のサポートをしています。
とあるキャリアコンサルトの勉強会に、以前ホルダーとして関わった受験生が、有資格者として参加していたので、「合格おめでとうございます!」と声を掛けました。
すると、その方から「藤原さんのおかげで合格できました。本当に感謝しています。藤原さんからのフィードバックがなければ、勘違いしたまま試験を受けて、きっと落ちていたと思います」と返答をもらいました。
とても嬉しかったですね。
ホルダーとしての関りが、これでいいのだろうか?と、まだ自信が持てていなかったので、他者に貢献できて周囲の人は仲間で自分の居場所があると思うことができました。
まさに勇気が持てた瞬間でした。
勇気を持ち、困難から逃げずに立ち向かおう。