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「遺伝や育った環境は単なる『材料』でしかない。その素材を使って住みにくい家を建てるか、住みやすい家を建てるかは、あなた自身が決めればいい」

今の自分を作ったのは全て遺伝や親の育て方のせいなのか?

小学校に上がる前までの私しか知らない親戚からは、今の私に会うと随分と印象が違うと言われます。
幼少期の私は、3人兄弟の真ん中で弟が破天荒だったこともあり、自分は良い子でいようと思ったのか、あまり派手な行動はしなかったので、印象が薄い子供だったようです。
そのままの『材料』で大人になっていたら、とても内気で引っ込み思案というパーソナリティが形成されていたと思います。

『材料』をどう活用するかでなりたい自分になれる

小学校に上がると間もなく初めて「班」が作られました。
そこでなぜか担任の先生は私を「班長」に指名したのです。いわば私に「班長」という『材料』が与えられたのです。
当然のことながら、子供の私がアドラー心理学など知るわけもないのですが、幸運にも「班長」の役割を果たすことができて(もちろん担任の援助があってのことです)、生まれて初めて成功体験を実感したのでした。
偶然にも『材料』を活用することができて、リーダーシップを取ることの喜びを知ったのでした。

なりたい自分になれたのか?

その後、中学校では生徒会長、高校では吹奏楽に没頭し、指揮者として(勉強もせずに)全道大会にも出ることができました。
現在は一応幹部と呼ばれる管理職にもなりました。
幼かったころとはすっかり別人のように、でかい声でよく喋るオヤジに変貌しました。
ところで、それでなりたい自分になれたのか???と自問自答すると、とても違和感を感じていました😒

『材料』は増やすことができることに気づく

リーダーシップを取ることに喜びを感じていた(執着していたのかも)私は、長い年月をかけて自分の価値観を押し付ける勘違い野郎になっていたのです。なんとも迷惑な話です。
しかし、上司の助言にも助けられて、そんな自分を変えなければ、なりたい自分にはなれないと気づくことができたのです。ここまで辿り着くのに約半世紀かかりました。でも気づいて良かった😊
アドラーの言う所の住みやすい家を作るには、大規模リフォームが必要になりました🏡
リフォームには新しい『材料』が必要ですよね。だったら自分で調達しようと、コーチングの勉強と実践に始まり、キャリアコンサルトの資格取得、放送大学での本格的な心理学の勉強、心理学の中でもアドラー心理学の探求と、着実に新しい『材料』を増やしてきました。

自分が住みやすい家を建てよう

まだまだ『材料』は必要ですが、組み立ても同時に進めていこうと考えています。
自分が目指すセカンドキャリアを快適に過ごすための『家』を、未熟なDIYの腕ながらもコツコツと建てていこうと思います。


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