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「世話好きな人は、単に優しい人なのではない。相手を自分に依存させ、自分が重要な人物であることを実感したいのだ」

世話を焼くことで相手を依存させる

今回の言葉には相当ドキッとしました😵
私は困っていそうな人を見ると、放っておけないタイプそのものですから。
全く面識のない人でも「大丈夫ですか?」と、自分から声を掛ける確率が極めて高いと自覚しています。

自分が重要な人物であることを証明したい

私が特に意識してやっている訳ではないことが、アドラーに言わせれば「私がいなくては何もできない」と言って、相手にとって自分が重要な人物であることを証明しようとしている、と指摘しているんです。

小さな親切大きなお世話とはよく言ったものです。
私は無意識のうちに相手を依存させようとしていたのなら、これは不本意極まりないことです。
「自己決定性」が大切であると学んでいたのに、もしそれが要らぬお世話なら相手の自己決定性の邪魔をしていることになります。

それでも本当に助けが必要な人には援助をしたい

相手が自分の力だけでは解決できない問題に対して、他者の力を借りようと自己決定した上で援助を求められて、自分も援助することを自己決定して援助すれば、お互いに健全な関係でいられると思われるので、これからは、少し相手の様子を伺って、頼まれてもいないのに「お節介する」事には慎重になってみよう。

自分を責め、傷つけるという高等戦略もある

自傷行為や「自分なんて生きていてもしょうがない」と自己否定をすることは、一見、自分を責めているように見えますが、実はその逆で、自分を責め傷つけることで、周りの人間を責めているのです。
そして周囲からの謝罪や同情を手にする。そんな手を使ってでも自分が重要な人物であることを証明しようとするんですね。

優越コンプレックスを利用して、自分は相手よりも優れて見せようとすることがあることを理解して、決して依存させずに健全な人間関係を作っていくことを意識していこう。


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