「『仕事で失敗しました。働かなかったからです』『人間関係で失敗しました。人の輪に入らなかったからです』ー彼の人生は完全で、そして最悪だった」
失敗や敗北をしない最も確実な方法はチャレンジをしないこと
会社でライバルに負けることを避ける一番の方法は、会社に勤めないことです。
恋愛において、相手からふられることを避ける一番の方法は、告白をしないことです。
人の輪に入らなければ、傷つくことはありません。
人間関係で傷つくことに比べれば、一人でいる淋しさの方がましだ、と判断し、そのようにしているのです。
人は人の中でしか幸福を感じられない
誰一人いない無人島で豪華な車に乗り、大きな家に住んでも幸福は感じられません。
私は感じるという人がいても、長続きはしないでしょう。
仕事の課題、交友の課題、愛の課題、人生は課題の連続です。
その課題に勇気を持って挑戦し、克服することで初めて幸福は訪れます。
その課題を克服するために必要なのは、困難を克服する活力です。
すなわちガソリンたる「勇気」と、その方向づけとなる「共同体感覚」です。
それさえあれば、あらゆる課題は必ずや解決可能であるとアドラーは言っています。
仕事の課題の解決のために何をしているか
仕事の課題では、常に患者さんのためにを考えて、どうしたら貢献できるのかという想像力を持って臨んでいます。
部下との関係でも、患者さんの時と同じように、一切の見返りを求めずに貢献できるかが問題となっています。
ついつい、自分の考えを理解してくれないとか、あなたのために言っているのにどうして分かってくれないのか、という自分基準を通しての思いが湧いてきます。
私は自分基準のことを、自分で造った言葉で「自分スタンダード」と呼んでいます。
交友の課題の解決のために何をしているか
交友の課題では、複数のコミュニティで、自分から積極的に相手に対して貢献しようと行動しています。
他者信頼して、自己信頼していれば、自然と所属感を持つことが出来て、幸福感を持つことができます。
ここでも見返りを求めると、高い確率で交友関係に問題が生じます。
見返りを求めるから苦しくなるのです。
愛の課題の解決のために何をしているか
愛の課題では、仕事の課題と交友の課題で必要なことを、それ以上に深く行うことで初めて解決可能だと言われています。
私が必要だと思うことは、パートナーを無条件に信頼することだと考えています。
そして、常に感謝の気持ちを伝えることも、とても大事です。
自分を信頼してくていることに感謝するのです。
そして、他の誰よりもパートナーを幸せにできると自分を信頼することだと考えます。
そうすることで、パートナーに対して自分は最強な存在になるのです。
課題を解決して幸せになる努力する
誰かに幸せにしてもらおうと期待して待っているだけでは、幸せにはなれませんよ。
自分の幸せは自分の努力でつくるものです。
それそれの課題を自分の努力で解決すると、それぞれの場所において所属感という居場所が見つかります。
そして心の平穏が訪れるのです。