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【食材研究】黒豆

お正月に向けて、絶賛おせち料理を仕込み中。普段は手早く作れるものしか作らないのに対して、おせち料理は時間がかかるものが多くて大変ですが、手間暇かけて愛情をこめて作った料理を家族とゆっくり味わうって、なんだか心が温まっていいなぁと今更ながら思います。

特に今回取り上げる「黒豆」を使った蜜煮はおせちの定番ですが、数時間、傍について水加減の様子を確認しながらじっくりことことお鍋で煮込みます。「なんて手がかかるんだろう」と思いますが、時間がある年末年始にしかできないことですし、豆の煮えるよい香りをかぎ、お鍋の傍で温まりながら、癒されるひと時を過ごせます。


<栄養素と効能>
・東洋医学では、冬には黒い食材を食べると腎によいと言われており、黒豆も冬に食べるとよい食材に属します。滋養強壮月経不順、腰痛、老化防止に役立つ。
・腎の働きを活性化させることで水分代謝が促され、関節痛やしびれ、むくみなどの改善に効果的。
・黒い色素は、抗酸化物質であるアントシアニン(ポリフェノールの一種)。その中に含まれるシアニジンという成分に、強い抗酸化力と眼の血流を促す効能があり、老化防止視力回復に効果的だと言われている。
・アントシアニンには喉の痛みを和らげる作用もあり、豆を煮たときに出る煮汁に多く含まれるので、飲むとよい


<提案レシピ>
定番のおせち料理、黒豆の蜜煮はいかがでしょうか?私も今つくっている最中ですが、このレシピを参考にさせていただいています。煮ている最中に出てくるアクを取って飲んだら、黒豆のうまみを感じてとっても美味しかったです。喉にもよいので、本当に今の季節にぴったりですね。


<豆知識>(黒豆だけに…笑)
・おせち料理として取り入れられるようになった由来は、「まめまめしく(達者に)過ごせるように」との願いが込められている事から。黒い色は、邪気を払うとも考えられたから。
・煮豆にする際、一般的にはシワがない黒豆が好まれるかと思いますが、関東では「シワができるまで長生きするように」という願いを込めて、あえてシワがある黒豆をつくる風習があるそう。


黒豆は身体にとても良いことは以前より耳にしたことはありましたが、調べてみると本当に身体によいこと尽くしで驚きました。個人的な悩みである、眼の疲れや喉の不調にも効果があるとの事なので、お正月以外の日常でも積極的に取り入れていきたいと思います。

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