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出会いは、うすかわ一枚。
出会いがないってよく聞きます。
理由はいろいろつけることはできると思うんです。田舎だから、もう年だから、会社が小さいから、とか。
結局、出会いがないことって、いろいろ理由をつけることは簡単なんです。足の爪が汚いからとか、お腹がくびれてないからとか、いつもDVD返し忘れるから、いまだに好きなガムはフェリックスの10円ガムだからとか。
逆に言えば、出会いがない理由、なんてないんです。
簡単につけられる理由は、実は簡単に取れる理由でもあります。だから、出会いがないっていうことの根拠はほとんどの場合ない!と断言してもいいんじゃないかと思っています。
これをもし無人島で読んでいる方がいれば、その人は除外します。そしてその方に桃を送るので無人島の住所教えてください。
突然なんですが、脳って出来事が起こりそうな時に、「この前と同じこと、しよ♪」って勝手に決定するらしいのです。過去のデータベースに照らし合わせて、ダメージの少なかった行動を無意識に選択させるんです。
これって要するに、脳の本能だけにしたがっていると、過去の焼きまわしの未来しか存在しないっていう恐ろしいことを言っているわけです。おそろしい。。
だからこそ、違いをつくるには、少し違う行動をする。ということが途方もなくだいじなんです。
昔、仕事の帰り道。日本の料理を食べたいんだと話しかけてきたヨーロッパの三人組と一緒にお好み焼きを食べに行ったことがあります。今まで、地球の裏側にいて、まったく出会うはずのなかった人々と、ほんの些細なことで言葉を交わし、そして食をともにしたりする。これって、道を聞かれるっていう小さな現象から生まれた出会いです。道、聞かれたりすること、ありましたよね?世の中には、実は出会いの些細なきっかけがたくさん用意されています。
となりの人の傘がぶつかったとか、同じカフェにいるとか、同じ映画を見ているとか、前のレジに並んでる女性が、僕の好きなヌテラ大容量を買ってるとか、ふと出したハンカチの柄が鳩サブレとか。←こんなハンカチ持ってる女性絶対いい人やん!
カラーバス効果というものがあるらしいです。例えば、「青」を意識すると、身の回りの青が突然目に飛び込むようになってきます。これって脳の無意識さんが、「なんかこの人、青について興味あるらしいね、探すね。」って勝手にやってくれてるみたいです。
だから、ok muishiki 出会いの些細なきっかけを教えて って一人で言ってると、無意識さんが、「あ、なんかこのひと、親和性の欲求をさらに高めようとしているのね、探しておくね」って自動操縦してくれるわけです。バックグラウンドアプリですね。
些細なきっかけを見つけたあとは、ほんの少しだけ勇気を出して、声をかける。←これが難しいですね。
脳は有能ですが、同時にとても怖がりです。「昨日と同じで全然幸せです!」を選択し続けます。だから、自分の意思でほんの少しの昨日との違いをつくってあげる必要があります。
出会いは、ほんの薄皮一枚の先に広がっていています。簡単に破れるその薄皮を破るかどうかは、その内側の僕たち次第です。
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