忙しくても取れちゃうファイナンシャルプランナー3級
こんにちは。
わたしは、公立中学校の教員をしながら、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取りました。
仕事の上では、ファイナンシャルプランナーの資格は、まったく関係がありませんが、お金に関する知識がないまま、生徒や保護者と接することが価値観のギャップを生んでしまうことがあるんじゃないかと考えるようになりました。
わたしはこれまで、学校の事ばかり考えていて、自分のお金をコントロールすることには関心がありませんでした。
保険は学校担当の販売員の言われたままに組み、貯金は振り込まれる給料を普通口座に入れたまま、残高を確認するだけです。
「iDeCoやふるさと納税、NISAなどよく聞くけど、難しそうだし、忙しくて調べる時間がないから自分には関係ない」と言い聞かせていました。
わたしの周りの教員の仲間には同じような考えの人が多かったです。
「学校の先生は社会のことを知らない」と言われることがたまにあります。これは半分は本当で、半分は偏見かなと思います。
確かに、大学を卒業して、そのまま学校で働くと社会(とくに会社)のことは知りません。学校以外の場所に所属する経験がないのです。
会社で働いている保護者の方々や、経営者の方々などとはバックグラウンドがちがうのです。
中には、社会人経験を経てから教員になる方もいます。最近は増えているような気がします。そういった方は、自分の知らない世界の話をしてくれて、とても面白い方が多いです。
しかし、社会人経験のない教員の中には、色々な業種の方々と積極的に関わったり、自分の趣味や関心のあることに取り組んで、色々な世界を知っている方もいます。
わたしも、教員としてのスキルを磨くことはもちろん継続しながら、お金に関する知識をもっと得たいと思い、FP検定を受けました。
FPとは
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
FPになるためのFP技能検定
技能検定とは、働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、キャリアコンサルティング、知的財産管理、レストランサービスやファイナンシャル・プランニングなど全部で128職種の試験があります。試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」を名乗ることができます(厚生労働省HPより引用)。
FP技能検定には、1級、2級、3級FP技能検定の3つの等級があり、それぞれに学科試験と実技試験があります。指定試験機関は、日本FP協会と金融財政事情研究会の2つで、日本FP協会では、2級、3級のFP技能検定の学科試験と実技試験(資産設計提案業務)、1級の実技試験(資産設計提案業務)を実施しています。
学科および実技試験に合格すると等級ごとにFP技能士(例:2級FP技能士)を名乗ることができます。 なお、2級FP技能検定は、AFP資格審査試験を兼ねています。
FP検定の合格率は
合格率は、FP3級が70%程度、FP2級が25~30%程度と、国家試験の中では合格しやすい試験です。ただし、FP1級では特に学科試験の難易度が高くなります。なお、FP2級・3級の実技試験では、日本FP協会ときんざいの各科目で合格率・難易度・実施月に違いがありますので、よく検討してから受検科目を決めるようにしましょう。
FP3級おすすめの勉強法
FPの勉強方法はさまざまな通信教育や学習ソフトが出ていますが、わたしは独学でFP3級に合格できましたので、おすすめの教材と勉強法をお伝えします。
教材ですが、インターネット上にはさまざまな教材がおすすめされています。
わたしが使用したのは、定番ですが、みんなが欲しかった!シリーズです。
こちらは、解説がシンプルでわかりやすいです。解説が長かったり、多かったりすると、途中で諦めてしまうので、このサクッと学べる感じがいいです。
また、板書というコーナーがあり、要点のみがまとめてあり、そこを何度も見返していました。
この教科書を勉強するポイントは、とにかくサクッと1周読み切ることです。
正直、時間をかけて読んでもあんまり意味がありません。
6つの分野があるので、結構幅広い知識が問われます。丁寧に読み込まず、どんどん進めていきましょう。
大事なのは、教科書を読み切ったら、あとはひたすら問題集を解くことです。
多少、理解できていないことがあっても問題を解いてしまう方が効率がいいです。
間違えた問題にチェックをつけて、繰り返し解くことが大事です。
なぜなら、本番の問題はほとんど問題集と同じだからです。
おそらく、過去問を元に出版社は問題集を作っていると思いますが、結局出題されるポイントはいつも変わらないので、本番の試験は同じような問題になります。
パターンが頭に入っていれば、解けてしまいます。
そして、FP3級の学科試験はすべてマークシートです。3択とかですので、勘で当たることも結構あります。
FP検定の日程
FPの勉強をしてよかったこと
勉強をしてよかったことは3つあります。
1「資産運用について興味をもてたこと」
株式投資や投資信託についての知識が入り、経済の動向を知ることが楽しくなりました。
新聞もよく読むようになりました。
2「保険の見直しが自分でできたこと」
言われるがままに保険を組んで、高い保険料を支払い続けていましたが、社会保障制度などを学び、保険の種類についても知ることができたため、自分にとって不要な保険を解約できました。
3「不動産についての知識を得られたこと」
現在は、賃貸マンションに住んでいますが、将来マイホームの購入を考えています。
住宅ローンについてや、そもそも建築にはさまざまな法律があることがわかり、住宅の図面を見て、それがどんな家か想像できるようになりました。
以上、FPの資格をとって自分の暮らしがちょっと変わったことを書かせていただきました。
挑戦してみようと思った方は、頑張ってみてください。
応援しています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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