Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

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2.なんでも柔軟に修正しよう
完璧な計画を立てることではなく、状況に合わせて計画を変更していくことが重要だ。今は「アジャイル」という言葉が流行っているように少し変わりつつあるが、依然として「計画完璧主義」がまだまだ蔓延っているように感じる。計画を立てることは確かに重要だ。しかし、未来のことを100%見通すことなど不可能だ。であれば、限られた情報・時間の中で計画を立て、あとは走りながら都度最適化していくほうが、結果的には良いものができあがるだろう。

9.幸せを台無しにするような要因を取り除こう
やりたいことはいっぱいある。それらを全て行うことは難しそうだ。では、やりたくないことをやらないことは?ーそれならできそうな気がする。やりたいことを考え続けると終わりがない。一生満足できないだろう。でも、やりたくない、なりたくない状態を避けられれば、意外に幸せな人生になるかもしれない。

14.買い物は控えめにしよう
モノの喜びはどんどん小さくなる。買った瞬間がピークで、あとは落ちていく一方だ。しかし、経験の喜びは頭の中に留まりつづける。モノにお金をかけるのはほどほどにし、経験にお金をかけるといいだろう。

16.自分の向き不向きの境目をはっきりさせよう
自分の得意なことを活かせる仕事をしよう。苦手なものを克服することが重要?そんなことをしても、平均的な人間にしかなれない。苦手なことを一所懸命頑張っても、せいぜい普通になるだけだ。それに、往々にして辛い過程を伴う。それよりも、自分の強みを活かそう。強みをさらに伸ばせれば、替えのきかない人物になる。

26.楽しさとやりがいの両方を目指そう
人はどんなときに幸せを感じるか?好物を食べたとき?スポーツ観戦をしているとき?人助けをしたとき?社会問題に取り組んでいるとき?おそらく、どれもyesだ。「快楽」を伴う幸せと、「意義」を感じる幸せがある。どちらも大事だ。

31.性急に意見を述べるのはやめよう
その問いの答えは一つしかないのか?じっくり考えたら、AでもありBでもあるということはよくある。
そもそもその問題について詳しく知っているのか?知らなければわからないと言えばいい。

48.本当に価値のあるものを見きわめよう
ほとんどのものは価値がない。本当に価値のあるもの、絶対に必要なものはほんのわずかだ。全てのものに対処する必要はない。本当に必要なものだけに集中しよう。


本書では、良い人生を送るための思考法として52の方法が紹介されている。問題は52もの方法を身につけられるかということだが、48のとおり、本当に価値のあるものはごくわずかだ。この中から、自分が必要だと思うものを身につけられればいいのだろう。

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