
都知事選、誰に投票しますか?
みなさん、こんにちは!
暑い日が続く中、いかがお過ごしでしょうか?
7月に入り、東京都一大イベントの東京都知事選がついに7月7日(日)に行われます。
6月20日以降、立候補者が過去最多の56人、掲示板にわいせつなポスターや選挙とは無関係なポスターが貼られている問題、テレビなどメディアで候補者による政策討論会があまり行われていないなど、世間を大きく騒がせている2024年都知事選ですが、皆さん誰に投票しますか?
皆さんは誰に投票しますか?
世間を騒がせている都知事選、私は誰に投票するかだいぶ悩んでいます。
一応、小池百合子候補以外とは決めていますが(理由は後ほど記載)、だいぶ悩んでいます。
このnoteでは「私は誰のどのような公約に共感し、この人ならこれからの東京都を任せられると思うのか」を明確にするために、4人の立候補者の運動と訴えをまとめるとともに、私が思う選挙の大切さについて共有できたらなと思います。
主な立候補者の紹介と公約
ここでは56人の都知事立候補者のうち、支持率の高い4人の候補者についてまとめていきます。(50音順)
小池百合子 候補
・現東京都知事(過去2回当選)
・自民党や公明党などから支援されている
<主な公約>
・子育て支援
(第2子以降の保育料無償化を第1子にも拡大する、など)
・少子化対策
(出産の際の無痛分娩の費用を助成する、など)
・防災対策
(木造住宅が密集する地域の解消、など)
ただ…
・今まで掲げた公約達成率が低い
8年前の都知事選で「7つのゼロ」(待機児童、残業、満員電車、ペット殺処分、都道の電柱、介護離職、多摩格差の7つを失くす)という公約を掲げたがゼロを達成したのはペット殺処分のみ。他の項目では改善がみられるものもあるが、残業と介護離職は逆に増加している。8年間を都知事として多様な政策を行ったであろうに、公約のほとんどを達成できていない事実に、著しく低い有言実行力を感じます。
・プロジェクションマッピングなど予算の使い方に疑問
都庁の外壁など6か所で開催されるプロジェクションマッピング。一連のプログラムは2年間で48億円以上のお金がかかっているそうです。これらの原資となる税金を納める都民からしたら、生活支援などもっとお金を有効に使う場所があるだろうに…と思ってしまいます。今は請負企業による資金中抜き疑惑もあり、都民が納めた税金がどこかの企業の懐の肥やしになっていると思うと、小池候補の予算の使い方に疑問が上がるばかりです。
石丸伸二 候補
・広島市安芸高田市の元市長
<主な公約>
・ICTを活用した民意の集約
(AIを活用して効率的に民意を集約し、利権政治からの脱却を図る、など)
・災害リスクへの対応
(自助、共助、公助を明確化し、災害への備えを整える、など)
・都民の関心を都政へ向ける
(SNS・Youtubeを活用し、都民でも特に若者に政治への関心を持ってもらう、など)
ただ…
・議会にケンカを売る姿勢に不安感
市長時代、会議中に居眠りする市議を注意するなど「筋が通らないことには従わない」という姿勢が度々SNSで話題になっていた石丸候補。市議会と真正面から対立しようとするその姿に多くの若者が関心を持ち、かく言う私も多くの動画を見ていました。しかし、16人しか市議がいない市議会で通用(?)したその姿勢が127人も議員がいる都議会では逆に不安要素になるのではないかと考えます。都議会に真正面からケンカを売る姿勢をとると、対立がより深まり行いたい政策を進められないからです。果たして都議会と上手く仲良くなれるのか…
・都知事になる能力不足であるかもしれない
2.7万人しかいない市の市長しか経験したことのない石丸候補が、いきなり約1400万人いる都市と約17兆円の予算規模を管理する都知事を担えるか心配です。
田母神俊雄 候補
・航空自衛隊元航空幕僚長
<主な公約>
・災害に強い街東京を作る
(水・食料1週間分の備蓄整備、など)
・日本人としての自信と誇りを持たせる教育の実施
(自虐史観教育の修正、日本軍を取り戻すため占領憲法の無効宣言を目指し行動、など)
ただ…
・めちゃくちゃ保守派
LGBT増進法反対、外国人材受入反対、9条改憲賛成など、めっちゃ保守派の道をいく田母神候補。社会が多様性のある方向へ向かう中、もし田母神候補が都知事になったら、だいぶ「多様な社会」が狭まると予想します。私自身としては日本にLGBTQや外国人の友達が多いため、その人たちの身が狭くなってしまうのが不安です。
蓮舫 候補
・参議院議員を4期(20年)務める
・立憲民主党や共産党などから支援
<主な公約>
・現世代の手取りを増やす
(都と契約する企業で働く人の待遇改善を要請する、など)
・多様性のある人生を選択
(不合理な慣習や制度で困っている女性を応戦する施策を策定、「パートナーシップ宣誓制度」を利用しやすくする、など)
・行政改革
(都のすべての事業を第三者がチェックできる体制をつくる、など)
ただ…
・国籍問題が引っかかる
2017年に台湾籍と日本籍の両方を保有していることが発覚。今は日本国籍のみになりましたが、長年自分の国籍を偽っていたことになります。透明化が必須な政治家が過去に自身を偽っていたという事実は信頼性において引っかかる部分があります。
さて、誰に投票するか…
4人の候補者についてまとめましたが、共感する候補者はいましたか?
今、世間では「小池百合子を当選させないために戦略的選挙をする」という意見が多くあります。つまりは、応援していてもしていなくても支持率2位の蓮舫候補に投票して、小池候補の再選を防ぐという動きです。
私も「小池百合子を当選させない」という動きには賛成です。
冒頭で書いた通り、今回の都知事選では小池候補以外に投票すると決めています。理由は2つ。
①自民党がバックで支援しているから
旧統一教会との繋がりや最近の裏金事件およびその対応の問題など、国民のことなど考えていないような問題ばかりを起こしている自民党には批判しかありません。小池候補が再選することで自民党が喜ぶ政策が実施されるのは腹立たしく思います。
②長期政権に反対だから
2期目を満期で終えた小池候補は3期目も再選となると12年間都知事を務めることになります。長期政権になると、利権構造が次第に出来上がってきます。周りが忖度し始めることで、協議する場という議会の意義を失い、強権的な施策を行うようになってしまいます。すでに資金中抜き問題など色々疑惑がある都政、ここらで新しい都知事に変える必要があると考えます。
投票ってとても大切!
さて、ここまで踏まえて皆さんは誰に投票しますか?
よくわからないし、そもそも投票ってそこまで大事?と言う人もいるかもしれません。
先日同期が「投票できること=民主主義ではない」と言っていました。確かにそうだと思います。いくら投票率が低くても選挙は行えるし、選挙に国民の総意が反映されるわけではない。
しかし、民主主義の根幹は選挙であることは間違いないと考えます。日本は民主主義国家であり、18歳以上の国民は参政権を持つ有権者です。自分自身の意見を国政に反映できる権利があることは素晴らしいことだと思います。
昔、中国人の知り合いがこんなことを言っていました。「中国には選挙制度がないから、選挙に行ける日本人が羨ましい。選挙権を持っているならその権利を行使すべきだ。」と。
また特に女性は選挙に行くべきだと考えます。私たちの参政権は、戦前から女性達が参画のためにたくさん戦ったからこそ得られた権利です。先輩女性達が後世のために得た権利を無駄にしないために、私たちは選挙に行かなければなりません。
上記では「戦略的な選挙」の動きがあることを記載しました。しかし、当たり前のことですが誰に投票したっていいんです。個人がそれぞれの立場で考え、この人に日本の未来を任せたいと思って投票する貴重な1票に正しいも間違いもありません。選挙を通じて、日本の今が見える。どのような見方をしている都民/国民がどれほどいるかが分かる、それが選挙というもの。
18歳以上の選挙権を持つ皆さま!
都知事、投票しに行きましょう。
このnoteを読んで、誰に投票するか決めた、選挙って素晴らしいと思ってもらえたら光栄です。
読んでくださり、ありがとうございました!
