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心が晴れない日々と向き合うための3つの考え方
アラフィフ責任世代のあなたへ
野のへらぶな釣り心整家(しんせいか)の
佐藤泰東(さとう やすはる)です。
私はこれまで、自分が抱えている悩みや苦しい感情に、どう向き合うべきなのかをずっと考えてきました。
努力を重ねても報われない感覚、周りの状況に押しつぶされるような気持ち、自分に向き合う余裕を持てないこと…。
あなたも、こんな感情になることはありませんか?
今日は、私自身が悩みながらも少しずつ気付いた3つの考え方を共有したいと思います。もしあなたが今、日々の生活の中で重たい気持ちを抱えていたとしたら、この考え方が、少しでも心の支えになれば嬉しいです。
1.「完璧な自分であるべき」という思い込みを手放す
50代という年齢にもなると、様々な人生経験を積んで、社会人としても円熟している(所謂、「いい年をしているんだから」)とみなされるので、どうしても「理想の自分」でいなければならないと思い込んでしまいがちですよね。
仕事ではベテランとして成果を出さなければならない、家庭では高校生や大学生、或いは社会人の子供を持つ親として責任を果たさなければならない、そして自分自身は完璧でいなければならない…。
この“こうであるべき”という感覚が、自分の心を締め付け、余裕を失わせる大きな要因だと気づきました。
私は特に、「これだけ頑張っているのだから報われるべきだ」と思うことがありました。しかし、現実は必ずしもそうではありません。
努力が必ずしも結果に直結しないこともある。そう気づいたとき、「自分を許す」ということの大切さを初めて考えました。
もちろん、自分に優しくすることは簡単ではありません。
「自分に優しくしても状況は変わらない」
と思うかもしれません。
実際、私もそう感じました。
それでも、少しずつでも「完璧ではない自分」を認める練習をすることで、少しずつ心が軽くなる感覚を得られることがあります。
2.小さな希望を見つける習慣を作る
苦しい状況にいると、希望を見つけることが難しくなります。大きな問題にばかり目を向けてしまい、自分ができていることや、日常の中の小さな喜びを見逃してしまいがちです。
私は、仕事や家族のために頑張り続けている自分を評価することができず、「この程度ではまだまだ足りない」とばかり思っていました。
しかしある時、ふと「今日一日何ができたか」を書き出してみることを始めました。些細なことでも構いません。たとえば、
"朝始業前にジムで4kmジョギングした"
“仕事で小さなタスクを終えた”
“夜塾から帰ってきた娘と受験校の話ができた”など。
小さなことに目を向けることで、少しずつ自分がやっていることを認められるようになります。それは、大きな問題をすぐに解決するわけではありませんが、自分自身を責め続けるループから抜け出す一歩になると感じています。
3.誰かのために行動することの意味
日々の生活の中で重たい気持ちを抱えていると、つい自分のことばかりに意識が向いてしまいます。
「なぜ自分だけがこんなに苦しいのか」
「もっと自分らしく生きるためにやりたいことがあるのに」
といった感情が膨らむこともあるでしょう。
そんなとき、私は一度、視点を変えて
「誰かのためにできること」
を考えてみました。これが結果的に、自分の心を楽にしてくれる大きな助けになりました。
中国の古典、「菜根譚」には、こんな格言があります。
他人に幸せを与えられる人は、幸せに生きることができる(前集 十三条)
例えば、日々の中で他人に小さな親切をしてみる。職場で同僚の手助けをしたり、家族にありがとうと伝える。
noteの記事を書くこと自体も、私にとっては「あなたに、少しでも心穏やかに自分らしい人生を生きられるようになってほしい」という気持ちから続けています。
不思議なことに、誰かのために行動することで、自分の存在価値を再確認する感覚が得られます。そして、その行動が結果として自分自身の心を支えてくれるのです。
4.最後に
生きていると、どうしても思い通りにいかないことがあります。苦しい感情に蓋をするのではなく、それと向き合いながら少しずつ前に進むことが大切です。
私がここで書いたことは、まだ道半ばの私が感じていることです。自分自身、この3つの考え方をいつでも実践出来ている訳ではなく、悩み、苦しむこともあります。
それでも、この記事を読んでくださったあなたが、自分を少しでも肯定し、小さな希望を見つけ、誰かのために行動する一歩を踏み出せるきっかけになれば、とても嬉しいです。
私達は完璧ではなくても、前に進むことができます。そしてその一歩一歩が、自分らしい人生を作る道につながっていると信じています。
それでは今日はこの辺で。
もしご興味がありましたら、私のWebページ
「野こころ」を覗いてみてください。
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