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復職前三者面談②

昨日は人事部責任者、異動先部署責任者との三者面談があった。

面談の趣旨は、

  • 自分の異動先部署について調整が終わり、最も早い場合で9月20日(火)から新しい部署での復職が可能であることの内示

  • 異動先部署の責任者が、自分にどのような業務を担当させられるかを検討するための、本人の希望の事前確認

  • 人事部責任者からの、降格人事についての説明

であった。

新部署については、前所属部署で担当していた業務と比較すると、より自分のこれまでのキャリアと親和性の高い業務を行っている組織で、この面談に先立ち人事部責任者に伝えていた希望通りであった。

また、9月20日から業務を再開することになると、その週は19日と23日が祝日のため、実働は3日間のみとなる。

これは、2か月以上業務から離れていた自分にとって、月曜日に業務をスタートして金曜日まで5日間連勤となるのに比べて心身への負担が軽くなるため、ウォーミングアップとして好都合だ。

また、家計への影響を考えると、欠勤による無給期間は短いに越したことはないため、人事責任者からの提案に了解した。

次に、異動先部署の責任者との、今後の担当業務についての話である。

自分からは、これからスタートするプロジェクトではなく、既に立ち上げが完了し、運営ステージに入っているものに携わりたいことを伝えた。

また、これまでは複数のプロジェクトにアドバイザー的に関与するポジションだったが、そのような働き方は、自分の気質的に全ての担当プロジェクトに対してその進捗や業務の質に自身で責任を感じてしまい、負担感が大きいため、今後は一つのプロジェクトに集中し、仕事の仕方をじっくり覚えていく関わり方をしたいと伝えた。

異動先部署の責任者とは、実は自分がまだ管理職だった頃から、部署間の連携を図る上で少なからず関わりがあり、その人柄も良く知っていた。

温厚でいつも落ち着いており、部下や同僚に対して気配りが出来る人物だということは知っている。

今回は、ようやく人間の出来ている上司の下で仕事が出来る結果となり、人事部に対して遠慮せずに正直に希望を伝えたことが良い結果をもたらしたと思える。

更には人事責任者から異動先部署の責任者に対して、明確に産業医からの指示に基づく安全管理事項(復職後1~2か月間は残業禁止)がその場で申し伝えられたことを自分もその場で把握しているため、「言った・言わない」という問題はない。

一通り、異動先部署の責任者と自分の間での業務に関する相互確認が終わると、その責任者は面談から離席(Zoomから出て)して、人事担当者と自分の二者面談に切り替わった。

ここで、人事担当責任者からは、自分から申し入れしていた降格人事が10月1日付で適用されることを申し渡された。

降格人事による利点としては、その職位での人事考課上の職責が今までのものから1ランク下の職位のものに変更となるため、経営陣に対する提案や報告を伴う重い役割から解放されることである。

更に、これまでの職位では、人事考課上の目標レベルが極めて高く、余程顕著な形として残る手柄を上げなければ、評価結果が「並」のレベルを上回り、基本給の昇給や昇進に結びつくことが無かった。

しかし、1ランク下の職位になることで、今までよりは人事考課上の評価基準の達成すべきレベルが下がるため、評価結果で今までよりは良い評価を得られる可能性が高まる。(但し、どれだけ良い評価を得たとしても、これまでの職位の給与水準には達しないが。)

降格人事により、年収が低下することは当然だが、かと言って、例えばキャリアチェンジをして全く異なる業界の企業に転職することで、業界・職種未経験という評価によって最悪の場合、新入社員と同等の給与水準まで年収が減少するという状況までには至らず、何とか生活していけるレベルを維持できることが分かった。

約2か月前に、正常な判断を出来なくなり、一時の感情で「会社を辞めたい!」などと後先考えない発言をしなくて良かった。

今の会社に残ることで、その後どのような道を歩むのかを考えるのが恐ろしかった。あのようなパワハラで膨大な人数の社員を過去に退職に追い込んできた会社を自分は人だけでなく「仕組み」まで信用できなくなっていた。

しかし、どうせ辞めさせられるような状況になるのだったら、いっそのこと自分のやりたいように動いてみて、その結果どうなるのかを自らが実験台になって確かめてやろうじゃないか。

今まで、会社を辞めるという選択肢しか取れなかった何十人もの同僚達が出来なかった、会社の「仕組み」が正常に機能していたらどのような道筋をたどることになるのか、自分の目で見てからでも遅くない。

そう腹をくくって、自分がやりたいように動いてきた。

そして、その動きに対する会社の反応を観察してきた。

そこで見えたものは、自分の会社の「仕組み」は正常に機能しており、会社のトップや一部の問題のある上司が私的にその機能を妨害することは出来ないのだ。ということが確認できた。

まだ実際にどのような具体的な担当業務を行うことになるかは始まってみないと分からない。

もしかしたら、新しい部署でも自分の知見や能力だけでは適切に仕事を進めていけないという状況になるかもしれない。

しかしながら、これまで実践してきたように、まずは次のステージに進んだら、その後何が起きるかを確認し、その状況を踏まえてどう動くことが自分らしい生き方のために必要なのかを考えることを継続していこう。




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