冬休み最終日、朝からまさかの「塾が開いてない!」コールからの怒りを鎮めた考え方
アラフィフ責任世代のあなたへ
こんばんは。
野のへらぶな釣り心整家(しんせいか)の
佐藤泰東(さとう やすはる)です。
今日は年末年始休暇の9連休最終日。
今年大学受験生の我が家の二女は
明日1月6日まで冬休みですが
年末年始関係なく、毎日塾通いです。
正月三が日が終わった昨日から
塾は朝9時から校舎が開く
スケジュールになっています。
二女は今朝も、塾が開く時間までに
到着するように準備をして家を
出て行ったのですが
思わぬハプニングに見舞われました。
9:00からのはずの塾が開いていない
塾が開いて入室するはずの9:00に
妻のスマホに二女からのLINEのメッセージが届きました。
「塾が開いてない!先生が来ていない!」
妻からその話を聴いた私は
「え?まさかそんな事ある訳ないでしょ」
と妻に言いました。
妻はその後も数回二女と
メッセージのやり取りをしましたが
15分以上経過してもやはり、塾のスタッフが
来る気配はないとのことでした。
今朝の気温は0℃近くまで冷え込んでいたので
このままずっと外で立ったまま待ち続けて
風邪でも引いて寝込まれたら
時間を無駄にしてしまう。
そう考えると、私は次第にイライラしてきて
「メッセージじゃなくて、直接電話して
状況を聞いた方がいいんじゃない?」
と妻に言い、妻が二女に電話を掛けると
「9:30まで待っても誰も来なかったら
風邪ひいちゃうと嫌だから一度家に帰る」
とのことでした。
幸い我が家から塾までは徒歩で5分ほどの
場所なので、その手が使えるのですが
二女によると、10人以上の生徒達が
外で待っていて、中には自転車や電車で
遠い場所から通塾している
生徒もいるとのことでした。
30分間のいら立ちと怒りの感情
一体どうなっているんだ!
私は、次女からの報告を妻から聞くと
苛立ちが怒りに変わってきました。
こんな大切な時期に、受験生達を
30分以上寒い中待たせっぱなしにするなんて。
妻もかなり腹を立てて
同じ系列の塾の別の校舎の方に電話を掛け
こちらの校舎の先生に連絡を
取ってもらえるように依頼しました。
私も、この塾の本部の相談窓口の
電話番号を探し当て
その番号に電話しましたが
今日は営業時間外だということで
自動応答メッセージが流れてくるだけでした。
大学受験のための塾が、何故この時期に
校舎を開けるスタッフもおらず
緊急時の連絡もつけられない
システムになっているのか。
この時の私は怒り心頭に達していました。
二女が通っている塾の校舎内の電話にも
掛けてみましたが、留守録すら設定がなく
メッセージも残せませんでした。
10:00の電話で言葉の裏側を推測する
9:40頃、二女が自宅に戻ってきました。
長い時間寒い外に立っていたせいか
頬が赤くなっていました。
二女の居る前ではあまりスタッフの事を
悪く言うのも良くないと思い
ぐっとこらえていました。
二女は、午前中は自宅で勉強し
午後塾が開いていたらもう一度行ってくる。
と、頭を切り替えていたようです。
10:00頃、妻がもう一度塾に電話を掛けると
やっと、一人のアルバイトの大学生が電話にでました。
彼の説明によると、
「連絡ミスがあった。塾の責任者の先生は
今日は有給休暇で不在でした。」
とのこと。
私はそれを後で聞いて
先生が有給休暇で不在なのはやむを得ないとしても
「それならアルバイトの大学生の誰かが
自分のシフトをうっかり忘れていたんじゃないか?」
「前の晩に遊び過ぎたか何かで
寝坊した来れなかったのではないか?」
「もし生徒の誰かが体調を崩したりしたら
どう責任を取ってくれるつもりなんだ!」
と、まるでアルバイトの学生が悪いかのように
自分の頭の中の妄想で決めつけようとしていました。
怒りの感情というものは
頭の中だけで考えれば考えるほど
どんどん怒りに火を注いで
コントロールが難しくなるものです。
責めるべきは人ではなく、その仕組みである
そこで私は妻に向かって
「学生が何かうっかりミスでもしたのかね。」
と言葉を発したところで、ふと別の考えが
頭に湧いてきました。
急に、相手側の視点だったら、この状況で
何を考えるのだろう?
という発想がひらめいたのです。
もし自分が塾側の人間で、何かの誤りで
今回の事象を引き起こしてしまったとしたら・・・
きっと、
「大変なことをしてしまった。」
「一生懸命頑張って、朝早くから
塾に来てくれた生徒達に申し訳ない」
と後悔し、自分の過ちを責めるのではないか。
そして、今日有給休暇だった塾の責任者の先生も
自分が居ないところで起きてしまった不手際を
管理者という立場であるだけで
生徒達本人や、保護者の方々に
お詫びしなければならない。
そう思うと、むやみやたらと怒りの言葉を
投げつけるのは気の毒な気がしてきました。
今回のケースは、誰かが起こしたミスが
きっかけになったことは確かですが
責められるべきは、ミスを犯した本人ではなく
ミスしたことにより影響が出てしまう
管理体制、システムの不備そのものである。
そして、一度起こしてしまった事象を
無かった事にすることは出来ない。
だから、今後同じようなミスが起きないように
今回起きた問題の原因をしっかり分析し
対策を講じることが最も重要で
直ぐに手を付けるべき課題なのだ。
ということを、考えさせられる
機会であったと思います。
このような人為的なミスというものは
人間が不完全な生き物である以上
ゼロにすることは非常に困難であり
必ず起きる可能性があるものです。
だからこそ、想定されるリスクをしっかり
洗い出し、未然に防ぐ対策を
考えておくことが必要ですし
一度やってしまったらもう完璧
ということではなく
常にフィードバックして
改善を続けて行く必要があると思います。
私自身も、今回の事を他山の石として
肝に銘じておきたいとおもいます。
もしご興味がありましたら
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