スクールカウンセラーに聞く『心と記憶の関係』 / 広島と京都の心理カウンセリングオフィスFLIFE/フライフノート第10頁
心と記憶の関係を知ろう
こんにちは。
今回は、心と記憶の関係についてです。今まで、色々と心に影響を与える物がありましたが、記憶もその1つです。心と記憶の関係を知っておくことで、少しは楽になるかもしれません。
記憶が気持ちを左右する
今まで生きてきて、よく思い出すことや、印象に残って強く覚えていることはないでしょうか?
心に残っている記憶を思い出した時、皆さんは、どのような気持ちになっていますか?
楽しい記憶を思い出した時は、楽しい気持ちになりますし、辛い記憶を思い出した時は、辛い気持ちになっていないでしょうか?
心と記憶もお互い影響し合っています。辛い記憶を思い出した時のことを考えてみましょう。辛い記憶を思い出して気持ちが辛くなり、さらにその辛い気持ちに合った辛い記憶を引っ張りだしてはいないでしょうか?これが繰り返され、負のループとなってしまうことがあります。
辛い気持ちになって、辛い記憶がたくさん
思い出された時は、これに気づいてください。
思い出された記憶が、過去のもだと気づき、
今、現在の出来事や楽しいこと、嬉しいことに
目を向けてください。
例:「めっちゃ嫌なこと言われたな。」→「そういえば、中学校の時もそうやったな。」→「小学校の時もあったよな~。」→「あっ!昔の嫌なことばっかり思い出している!あかん!!」→「今日は、○○とは楽しく過ごせたよな!」など。
(※これだけでは、わかりにくいかもしれないので、嫌なことが継続的に思い出されて、生活に支障がある場合は、専門家にご相談ください。)
まとめ
嫌な記憶ばかりが思い出される時は、
今、現在、この瞬間の出来事に目を向けよう!!
著者:とあるスクールカウンセラー・SCやっさん
【公認心理師/臨床心理士】