スペースの役割
場所を変えましたの。お化粧をする場所を。
今までは以前の寝室にあるテーブルの前が定席。
前に鏡を貼ってあるし 道具も揃えてあるし。
10年以上同じ場所で化粧してました。自然光がほとんど入らないので、電灯を明るく灯すようにして。
これがねー 良くないんじゃないかと。
目が悪くなってるので、この明かりの下でお化粧して、なんか、きれいに仕上がってる気になって、お日様の下で鏡を見るとギョッとする(笑)ことが増えたのですよ。
あかんな、もうそろそろほんまにやばい。
アイロンがけをしている時にふと思いついて、アイロン台にしているテーブルに道具を運んでお化粧をしてみました。
窓際で、東向き。ブラインドの羽を調節するといい具合に明るく、明るすぎずのきれいな自然光になります。
今の自分の顔を鏡でしげしげと見ながら
うわー。しょうがない。これはもうしょうがないね と。笑
きれいに、という時代はうっかりしている間に、いつの間にか終わったのね。
化粧はどうにか感じ良くちょっとでもましに見えるようにするための身だしなみの一部。そう思うしかない。それはそうだ、の歳になってるのだ。
何を塗っても肌の質感はもうどうしようもないし、まぶたは窪むし、唇は痩せるし。
意外とあっけないもんだ。ついこの間まで、まだどうにかなりそうな気がしてたのに もう、ほんと、どもならんわ。
ということを自然光の下で自覚して、それは、それでよかったんだけど、小さくため息をついてます。はい。
とにかく、お化粧をする場所はそこにすることにしました。
必要な道具を運び、ものの位置が変わり、朝のルーティンも少し変更。
でも、お風呂の前のブラッシングとか、お風呂上がりの肌のケアなどは今まで通りの場所で。
家の中のどの場所で何をするのか というのも、心地よい場所を選び気持ちよく過ごせるように考えると、その時間の質が上がります。
なんとなく、いつもそうだから、で 習慣になっていることがベストだとは限らない。
寝室を思い切って移したのも本当に良かった。
しっかり顔が見える場所で、お化粧をするのもある意味晴れやかな気持ちにもなります。
良く見える というのは気持ちのいいことだ。
仕事をする場所
体操をする場所
本を読む場所
料理を食べる場所
テレビの位置
猫のための場所
テーブルを動かしたりソファを動かしたり好きにしていいんだよね。こうしちゃダメってルールなどないんだから。大きな家具でもこれは本当に必要なの?を考えてみる。
思案することも妄想することもたくさんあって”名案”はそんなに簡単には浮かばないけど、考えるのは結構面白い。
ものを減らす、と考えると可能性はまたぐっと広がりそう。
昨日紹介してた BRUTUS の中に、nendo の 佐藤オオキさんのご自宅がありました。みごとにものがない、ミニマリズムのお手本のような空間に衝撃を受けました。
そして、絶対真似できないけどこの感じはやっぱり憧れるなぁと思ってしまった。
少しね、このところインテリアに気持ちが向かっております。
家にいる時間を幸せな時間に!運動です。なにせ、基本は自粛ですから。
コツコツ、少しずつ自分の理想の空間を作って行こうと思います。