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電気と電化製品と

稲垣えみ子さんの本を読んだ影響で、電気使用に対して居心地悪くなってます。出来るところから、少しずつでも、必要のない時、必要のないところでは、使わないように、意識を高めていこう。(電気をつけっぱなしにしないとかそういうレベルの低い話です。)

実は電化製品は、少しずつ減っています。結婚当初に炊飯器を手放して、あの邪魔なやつがキッチンにない嬉しさと、鍋でお米を炊くのは簡単ってことを発見して、清清した気持ちになったのが一番最初の体験です。

普通の掃除機を捨てるときには、ずいぶんぐずぐず逡巡して、しばらくはトランクルームに入れて様子を見ていました。結果いつまで経っても必要になるシーンは訪れず、処分する決心がついたのでした。今は充電式の makita の掃除機を愛用しています。

充電するときには電気を使いますが、あのコードに繋がれた厄介なものを家中に引きずって掃除をせずに済むようになって、お掃除が気軽なものになりました。床は毎日くるくる乾拭きです。乾拭きに使うのはフェイクファーの端切れ。そこについた埃を毎日吸い取り、週に1度は家中に掃除機をかける、というタイミングでmakitaを使っていますが、2週に1度充電するかな?そんなにしないかもね?という頻度です。

箒とちりとり、モップだけで大丈夫かと言われれば、大丈夫かもしれない。捨てる勇気は今のところありませんが、普通の掃除機がなくても大丈夫なんだ、というのはまたしてもびっくり清清した体験でした。

BALMUDA のオーブントースターも、欲しくて欲しくてウキウキして手に入れたもの。しばらくは興奮して使っていて、本当にいいトースターだったけれど、鉄のフライパンで焼いたトーストを食べたときに、あたしはこれでいいかも、と気づいてしまった。

手放したらそれを置いていた空間が、ぽかりと空いて、きれいにキープする手間からも解放されてまたしても気持ちが軽やかになったのです。

あると便利だけれど、なくても大丈夫なものは他にもいっぱいあるのかも。

事務所に持ってきたテレビは、オリンピックが終わって所在なげにしてるのでこれも処分予定。テレビ台を変えたときに取り外したDVDレコーダー(っていうんだっけ?)も処分。これに関しては、使ってないのに、取り外すのが面倒でずっと置いてあったもの。おそるおそるですけれど、自分がつらくなく、出来ることは試してみようと思っています。

という反面、炭酸水を作るやつとか、ヨーグルトメーカーとか、フードプロセッサーとか、ハンドミキサーとか、いいなぁと思って調べたりします。でも、炭酸水、実はそんなに飲まないし、ヨーグルトは自分で作るのにもうちょっと何回かトライしてみてもいいし、フードプロセッサーも、ハンドミキサーも、手でやればいいんじゃないの?と思わなくもない。

たかがひとりが食べるためのことに、買いますか!?と自問自答しています。

何がエコなのかというのは、よくよく考えないと、本末転倒になりがち。

食べるものは、全部、そんな道具がなくてもずっと作られてきたはずのもの。ポタージュだってマヨネーズだってパンだって。失敗しても、工夫してやってみるのも楽しいもののはず。電気につなぐ道具がなくても、小さな泡立て器でひとり分のマヨネーズが上手に作れるようになったら、そのほうがなんか嬉しいかもよ。

テレビ、アイロン、ドライヤー、カーラーとヘアアイロン、コーヒー豆のグラインダー。コンピューター、モデムやルーター類、電話、スピーカー、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、家中の電灯、浴室の乾燥機、トイレのウォシュレット、洗濯物を乾かすのに使ってる扇風機。

意識して拾い上げてみると、家中に毎日のように使うものがいろいろあることに気づきます。電気の恩恵をたくさん受けながら、この快適な暮らしが出来上がっていることをまずは認めて、その上で自分が必要と思うものを大事に使うこと、考えていこうと改めて思いました。

今も最前線で戦ってくださっている、世界中の医療従事者の皆様にもエッセンシャルワーカーの皆様にも心からの感謝を!

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