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肌トラブルの真相に迫る!私的アレルギー物質究明の記録(中編)
資生堂の「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NA」、ファンケルの「サンガード50+ プロテクトUV(SPF50+・PA++++)」、コーセーの「サンカット® プロテクトUV スプレー」を使い、コーセーのスプレーだけがアレルギー反応が出ませんでした。今後はこのスプレーだけを使えばよさそうにも思えますが、スプレータイプは飛行機に持ち込めない場合があるなど不便なことも多々ありますので、化粧下地として使えるクリームタイプのものも使えるようにしておきたいところです。ベビー用ならば大丈夫なのかとも思いましたが、私が使っても大丈夫な日焼け止めクリームを購入するため、アレルギー反応を起こす物質の特定をすることにしました。
各々の製品の成分を調べる
まず、3種類の日焼け止めの成分表示をネットで調べていきました。
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(https://www.fancl.co.jp/item/Seibun?item_id=3044-23&category=01)
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(https://maison.kose.co.jp/site/suncut/g/gWMXH/)
そして、記載されている成分をExcelに貼り付けます。ここで、それぞれの配合目的の行も付け足しました。
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成分の配合目的はChatGPTに調べてもらう
ちなみに、この配合目的はいちいち調べるのも大変なので、ChatGPTに訊いてみました。裏を取ってはいませんが、ここでは一応ChatGPTの回答を信用することにします。そういえば、昨日あたりからChatGPTにも検索機能が付くようになりましたね。今ならこれを使えば情報元も分かりやすいです。
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
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VBAでアネッサとファンケルに共通して含まれる成分を探す
さて、ここまで来たので次はアレルギー反応が出てしまったアネッサとファンケルに共通して含まれている成分を探します。前回の記事にも書いたように、日焼け止めに含まれている成分でアレルギー反応を起こしやすいといわれているのは「紫外線吸収剤」ですが、はたしてどうでしょうか?
ここで私がやりたかったのが
「A列とC列で一致している成分で、それが「紫外線吸収剤」か「紫外線散乱剤」の場合、A列、B列、C列、D列のセルに色を塗る」
ということです。条件付き書式でセルに色を付けてもよいのかもしれませんが、若干複雑なのでVBAを使っていきましょう!
Sub 共通する日焼け止め成分を見つける()
Dim ws As Worksheet
Dim lastRowA As Long, lastRowC As Long
Dim cellA As Range, cellC As Range
Set ws = Sheet4
' 最終行を取得
lastRowA = ws.Cells(ws.Rows.Count, "A").End(xlUp).Row
lastRowC = ws.Cells(ws.Rows.Count, "C").End(xlUp).Row
' A列の内容がC列に存在するかチェックし、重複が見つかった場合で、かつそのセルの右隣のセルが「紫外線吸収剤」または「紫外線散乱剤」だったらにセルに色を塗る
For Each cellA In ws.Range("A4:A" & lastRowA)
For Each cellC In ws.Range("C4:C" & lastRowC)
If cellA.Value = cellC.Value Then
If cellA.Offset(0, 1).Value = "紫外線吸収剤" Or cellA.Offset(0, 1).Value = "紫外線散乱剤" Then
Range(cellA, cellA.Offset(0, 1)).Interior.Color = RGB(245, 222, 220)
Range(cellC, cellC.Offset(0, 1)).Interior.Color = RGB(245, 222, 220)
End If
End If
Next cellC
Next cellA
End Sub
これを実行すると、セルにはこのように色が塗られました。
(デフォルトのピンク色は派手なので、日本の伝統色の「虹色」から少し彩度を下げた色にしてみましたよ)
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これを見ると分かるように、原因の物質が1種類だとするならば、私の場合「紫外線吸収剤」ではなくて「紫外線散乱剤」の酸化亜鉛とか酸化チタンに反応をしているようでした。ファンケルの製品の中には「紫外線吸収剤」は使われていませんが、それでも赤くなるのですから犯人は「紫外線吸収剤」ではないですよね。それに、コーセーの成分を見てみると、下のほうに割とたくさん「紫外線吸収剤」が記載されています。でも私はこの製品は使っても赤くならないのですから、やはり犯人は「紫外線吸収剤」ではないといえると思います。(コーセーには使われていないがアネッサには使われている「紫外線吸収剤」が原因という可能性もありますが…)

でも私には問題なし
ということで、私が(おそらく)使うことのできるのは「紫外線散乱剤」の酸化亜鉛や酸化チタンが入っていない日焼け止めクリームなのかなと思いました。
次回に続きます。