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「90日間の入院で学んだこと」#3

病室の窓から見える景色は、いつもと同じように見えても、ここにいると全く違うものに感じられました。入院生活は、日常のリズムを一変させ、心に様々な想いを呼び起こす時間です。悪性リンパ腫と向き合うことになったとき、私は何を感じ、何を考えたのか。日記を書きながら、その時々の心の揺れや希望、そして葛藤をつづりました。この記事は同じように病気や入院生活を送る方々に寄り添い、少しでも心の支えになれればという想いでお届けします。

今日は抗がん剤治療の5クール目が始まりました。11月初旬にコロナ陽性となり、その後、原因不明の下痢や発熱が続いたため、4クール目から少し間が空いてしまいました。採血で問題がなければ治療を再開する予定だったので、結果を待つ間は少し不安でしたが、無事に5クール目の1日目を終えることができました。

明日は2日目の治療があり、6クール目は12月23日と24日の予定です。幸い、現在は血液検査の数値も安定しており、6クール目が終了すれば抗がん剤治療は一区切りとなります。その後は1か月に1回の外来で経過を見ていく予定です。

まずは、残りの治療を無事に終えられるよう、感染対策を徹底して生活していきたいと思います。今はインフルエンザやマイコプラズマ肺炎、新型コロナウイルスなども流行していますので、皆さんもどうぞお気をつけください。

感染予防や食事管理には気をつけているつもりでしたが、今回の経験で、さらに注意が必要だと実感しました。特に、原因不明の下痢や発熱は入院中もありました。

今回はその時の記録を日記として紹介します。

8月4日(入院34日目)※そのまま掲載しています。乱文お許し下さい。
朝というか夜中から早朝まで闘っていました。下痢です。数日前までは便秘との闘い…人間の身体は不思議です。大腸や小腸と話すことはできませんが、便秘の時に飲んでいた酸化マグネシウムと思われる白い液体が思われるものがたくさん出た。医療の知識はあまりないが、きっとそれも溜まっていて、力を発揮しているんだろう。闘ってと言ったが、大腸や小腸は役割を全うしているだけ…申し訳ない気持ちとありがとうと言いたい。
下痢は22時、23時、0時、1時50分、2時30分、3時10分、4時、ただいまの時間は5時43分、少し落ち着いてきた。酸化マグネシウムさんありがとう。
さあ今日も始まります。

振り返ると、身体は文句ひとつ言わず、ただ役割を全うしてくれているんだと気づきました。時に不調を感じるのも、きっと自分に何かを伝えようとしているサインなのでしょう。そんな身体に、これからも感謝しながら向き合っていきたいと思います。酸化マグネシウムだけでなく、大腸、小腸、そして全身の働きに「ありがとう」と言いたいです。どんな状態でも、こうして生きている自分の身体に感謝しながら、また一歩を踏み出します。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆様に喜び多きことがたくさんありますように!


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