藤原印刷さんに行って来ました
横田大輔さんの冊子を作るプロジェクト「Print House Session」の一環で、デザイナー町口覚さんと、製本会社の篠原さんと一緒に長野の藤原印刷に行って来ました。
藤原印刷の創業1955年ですが、写真集などのアートブックの仕事を始めたのは比較的最近とのこと。今まで数々の写真集を手掛けてきた町口さんがまだ藤原印刷さんとお仕事をされたことがなかったこともあり、同行させて頂きました。
まずは原稿を作る作業所。なんて言ってたかな。
先代の使っていた古いタイプ式の写植機の前で。
ここからが本番。これが印刷機。
興味の向くままにキョロキョロしていたら、町口さんから急に撮っておくようにと言われた「4号機」と「9号機」の札。もしかしたら、この下にある実際の4号機と9号機を撮らないといけなかったのかもなんですが、普通にこの札を撮ってしまいました。
これも町口さんから撮るように仰せつかった「心刷三訓」。「心刷」というのは藤原印刷のモットーである「一文字一文字に心を込める」という言葉です。
インクを混ぜる機械。データを入れたら勝手に調合してくれるらしい。
特色のインク。インスタ映えするかなと思い、なんとなく撮ってみました。
なんか色々数値を動かすらしい。昔はもっとアナログな機械で、町口さんが「この前に立ってる人は、早い手の動きからピアニストって呼ばれていた」
と仰っていました。
これはUVって呼ばれてる機械の中側で、UVだと印刷後の乾きが全然早いらしいです。
ある程度の湿度がないと印刷後に紙が丸まってしまうらしい。
最後にみなさんで打ち合わせ。気持ちをひとつにして、制作に向かいます。
同行して改めて「面白いものが出来そう!」っていうワクワク感が確信に変わりました。
(文/写真 flotsam books 小林)
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