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米国グローバルエントリー取得備忘録(2024年 日本在住の日本国籍者向け)



グローバルエントリーとは…?

アメリカの国土安全保障省 税関・国境取締局 (CBP)が提供するアメリカ入国時の入国手続きの迅速化を図る事前審査プログラム。

正式にはトラステッド トラベラーズ プログラム(TTP)という、プログラムの中の一つとしてグローバルエントリーが存在します。(その他には、NEXUSやSENTRIといった、米国永住権を持たない日本人には、ほぼ関係のないプログラムがあります。)

日本人はこれまで対象になっていませんでしたが、今年2024年の年末頃から正式に日本人が対象に加わります。(多分)

2024年7月時点では、日本人向けにはパイロットプログラムとして展開されており、申請にはプロモーションコードが必要で、申請者の枠が制限されているため、日本人のグローバルエントリー保持者は現時点では約2000~3000人程度のようです。

日本では2015年以降、すでに約2100人が登録済み。世界では約20カ国・地域で約1400万人が登録しているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c3eeebdd858be0e4a367f81ed89b5d4fb4aa602b

※2017年の9月にパイロットプログラムとして、最大1500人の日本人に対してプロモーションコードが発行されました。

https://mauinow.com/2017/09/07/global-entry-pilot-program-announced-for-japanese-travelers/

ちなみに、調べた限りでは、この2017年の段階ではプロモーションコードについては、LUXURY CARDの会員など限定的に配布されていたようです。
LUXURY CARDは富裕層向けのカードで、ハワイアン航空のエリート会員資格が付帯するため、ユーザー層としては最適だったのかもしれません。

それより以前の2015年~2016年については、具体的な情報が見当たらず…。

グローバルエントリー取得のきっかけ。

きっかけは、2023年の夏頃に、なんとなく見ていたTwitterで、日本人向けのグローバルエントリーの申請ができるようになっているという以下のアメリカ大使館ビザ課のツイートを見て。

日本国籍の方は、グローバルエントリープログラムの申請資格があるのをご存じですか?これは事前承認を受けた渡航者が迅速に米国への入国手続きができるプログラムです。

アメリカ大使館ビザ課 Xから

実際には、2017年以降、2019年ごろにも、プロモーションコードの発行ができた時期もあったようですが、おそらく、ごく少数、プロモーションコードの発行枠の解放がされていたんでしょう。

そのうち、アメリカに旅行に行くし、入国審査が顔パスになるという情報を見て、これは取るしかないと思ったのが一つと、実は、グローバルエントリーには、TSAPre(TSA PreCheck)が付帯しており、本来この「TSAPre」の申請は、米国市民、もしくは米国永住権保持者というような条件があり、純ジャパには、非常に申請のハードルが高いものでしたが、今回のグローバルエントリーにはTSAPreが付帯するので、日本在住の日本国籍者が、TSAPre資格を手に入れることのできる唯一のルートと言ってもいいのではないかと思い申し込んでみたわけです。(※ちゃんと調べてるわけではないので実際のところはどうなんでしょう?)

TSAPre(TSA PreCheck)とは?
・簡単に言うと、アメリカの空港での保安検査が、簡易的な検査で済みますよというようなもので、靴を脱がなくてもいい、PC等をカバンから出さなくてもいいなどのメリットが享受できます。

実際に日本在住の日本人が使えるシーンとしては、アメリカの国内線に乗るときや、アメリカから日本への帰国便の保安検査で使える程度ではありますが…。

昔、アメリカに旅行に行くときにTSAPreの存在を知って、羨ましい…と思っていた私としては、このチャンスは見逃せないと。

なお、当然、GlobalEntryを持っていても、確実に顔パスで通れるというわけでは無く、ランダムで通常の入国審査と同じ審査(質問)を受けることもあるようです。また、パスポートを更新したり等でエラーになり、再度写真や指紋の登録をすることもあるかもしれません。



実際のグローバルエントリーの申請について

プロモーションコードの申請

今回、申請するにあたっては、プロモーションコードが申請に必要になるため、プロモーションコードの発行をお願いします。
参考URL:https://www.cbp.gov/travel/trusted-traveler-programs/global-entry/international-arrangements/japan

(※正式に日本人が対象になると、おそらくプロモーションコードは不要になるかと思います)

GEP申請をしたいというメールを送ると、返信があり、プロモーションコードは、申請者に紐づき、使用しない場合でも他人に譲渡不可であり、使用しない場合は、返納が必要であること、プロモーションコード発行から3か月以内にGEP申請が必要であることや、申請の説明などが送られてきます。

ちなみに、プロモーションコードの発行依頼は日本語でも大丈夫でした。
(※最初に書いた通り、現時点ではプロモーションコードの発行枠があり、タイミングによってはプロモーションコードの発行ができないこともあります。)

CBPJapanGlobalEntryではグローバルエントリーのプロモーションコードが不足しているため、新規申請を一時的に停止しております。…

アメリカ大使館ビザ課 Xから

上記ポストは2024年のものですが、私が申請した2023年は、特に案内もなく、2週間程度でプロモーションコードの枠が不足したためか、新規発行ができなくなったようです。その翌月(9月末)には、CBPのサイト上に、日本の新規申請者向けにシステム改修中のため、新規申請は現在処理しておらず、プロモコードの発行依頼メールを送信しても対応しない旨の追記がされていました。

↑2023年9月頃にCBPのサイト上に掲載されていた日本人の新規申請者向けの案内文

その後、システム改修が終了したのか、再度プロモーションコードの発行依頼ができるようになったのは今年2024年の4月頃でした。その後の状況としては、またプロモーションコード不足のため、一時的に新規申請が停止されているということです…。

Trusted Traveler Programアカウントの作成

詳細はCBPのサイトの申請方法の説明ページを参照。
https://www.cbp.gov/travel/trusted-traveler-programs/global-entry/how-apply

まずは、グローバルエントリーを申請するために、TTPアカウントを作成します。

米国国土安全保障省の公式サイトから、Trusted Traveler ProgramsのGlobalEntryの項目にある、「GetStarted」のボタンをクリックして申請を進めると、Login.govっていうサイトに移動するので、そちらでアカウントを作成します。

ここで、いろんな情報を入力します。
パスポート情報はもちろん、過去5年の渡航歴や、身体情報(目の色)なども入力が必要です。

なお、一番最初に申請したプロモーションコードも、このタイミングで入力する項目がありました。

支払い

グローバルエントリーを申請するために、100ドルを支払います。
支払い方法は、クレジットカード以外にもあったような気がしますが、日本人が使えそうなのはクレカしか無かったような気も?

GlobalEntry支払い100ドル

(※価格は今年の10月に100ドルから120ドルへ値上がり予定です。)
(※アメリカだと、一部のクレカでは、申請費用のキャッシュバックがあるようですが、日本のクレカだと、申請費用のキャッシュバックの付いているカードは無さそうです…。あっても相当年会費の高いカードだと思います。)


PendingReview(審査待ち)

支払い後にPendingReviewに。

戸籍謄本の郵送

グローバルエントリーの申請が終わり、PendingReview(審査待ち)になったら、日本の関係機関に戸籍謄本を送付します。

日本の関係機関とは、東京出入国在留管理局で、そこの審査管理部門のグローバルエントリープログラム担当へ戸籍謄本を送付します。

注意事項としては、戸籍謄本は、発行日から「3か月以内」のものが必要で、CBPのグローバルエントリー申請をしてから30日以内に提出する必要があります。

※さらに追加で説明すると、戸籍謄本はグローバルエントリー申請日以降に発行されたものを送付する必要があると記載されていたような記憶があります…。

この際、戸籍謄本の右上の余白部分に、グローバルエントリーに申請したときに発行されたPASSID(Dashboardの右上に記載されている数字です)を忘れずに手書きで記入します。

画面右上にPASSIDの記載がある。

ちなみに、 東京の入国管理局で何をしているかというと、CBPから提供された情報と、戸籍謄本の情報をもとに、過去の犯罪歴や、GlobalEntryの審査基準を満たしているかということを調べて、CBPへ回答をしているようです。

提出された書類に問題があるなど、場合によっては、日本の入国管理局から、連絡があるようです。

ジーっと待つ

とりあえず、戸籍謄本の郵送が終われば、CBPの審査が終わるまで待ちます。期間としては、早ければ2週間、長ければ1年超とかのようです。

私は、2023年の8月に申請を出して、次のConditionalApprovalのステップに進んだのは2024年の4月頃でした。(この間、メールなどは何も来なかったので、忘れたころに、メールが来て気づく感じですね。)


Conditional Approval(条件付き承認)

Conditionally Approved

長い期間、PendingReviewのままでしたが、CBPからメールが届き、
申請したグローバルエントリーのステータスが変わったよと通知されます。「TTP Application Status Change」という件名で、ログインして確認してねというだけのメールです。

ログインして確認すると、Conditional Approvalに変更されたことを確認。
これで、ようやく次のステップに進みます。
(※人によっては、このタイミングで、却下されたりするんでしょうか…?)

Global Entry Enrollment Centerでの面接予約

ステータスが変わり、事前の仮承認を受けることができたら、今度は、面接が必要なので、予約を入れる必要があるのですが、当然面接は、アメリカです。(正確にはアメリカ以外の国でもありますが、日本での面接は現時点では実施されていません。)
※予約は、Conditionally Approvedの画面の下に「Schedule Interview」というボタンが表示されるのでそちらから予約を行います。

以下のURLはグローバルエントリーの登録センター(面接場所)の一覧です。
https://www.cbp.gov/travel/trusted-traveler-programs/global-entry/enrollment-centers

まぁ、この面接予約が面倒で、頻繁にアメリカに行っているなら、あまり問題はないかと思いますが、年に数回程度だと、タイミングが…。

以下は予約スケジュールです。(ログインしなくても枠は確認できます。)
https://ttp.dhs.gov/schedulerui/schedule-interview/location?lang=en&vo=true&returnUrl=ttp-external&service=up

上のURLは、CBPからGlobalEntryの申請を始める前の詳細画面に記載されており、申請する前に希望する地域の面接枠が開いているか確認する事をお勧めしているようです。

JFK空港の面接センターなどは、毎月1回、翌月の面接枠が解放されているようで、近々で渡米しない場合は、数か月も先の面接枠は解放されていないため取ることができません。

※UnitedAirlinesのサイトには「毎月第1月曜日の午前9時(現地時間)に、新しい面接枠が公開される」との記載もあります。

https://www.united.com/ja/jp/fly/travel/airport/global-entry.html

追記:面接枠公開のタイミングはCBPのポストでもツイートされていました。


最初のプロモコード申請の際の説明に、予約をいれないと、申請がキャンセルされるよということが書かれていて、近々でアメリカへの渡航予定がない場合は、面接日は変更できるから、とりあえず先の日程で仮の予約を入れて面接日を変更してねという感じで必ず予約するようにと記載されていますが、
(※リスケは遅くとも1週間前までにはするようにとも記載あり…)

ただ、一度予約を入れると、スケジュール変更の際には、理由などを書いて申請するような変更フォームで、なんだか気軽に変更するような雰囲気でもないような気もします…。

なので、私は、しばらく予約をせずに待ってました。(おそらく1~2か月程度なら、予約を入れておかなくてもキャンセルはされないと判断※実際はどの程度でキャンセルになるのかは不明なので自己責任で…)

とは言っても、そのまま放置するわけにもいかないので、EoAでの面接を目指して、アメリカへの旅行を計画します。

※※日本人におすすめなのが、Enrollment on Arrival(EoA)と呼ばれる面接で、簡単に説明すると、アメリカに入国する際の入国審査で、グローバルエントリーの面接も一緒にやっちゃいますというものです。この場合、先の面接の予約を持っていても、EoAを受けてしまえば、自動で元々の予約はキャンセルになるので、とりあえず、面接予約を可能な限り先の日程で入れておく形が良いかと思います※※

※ちなみになんですが、一度面接予約を入れたら、場所や日程の変更をするときは、キャンセルではなく、リスケのボタンを押して変更しないといけないと書いてあったような気がします。キャンセルを押してしまうと、申請自体がキャンセルになるので、申請料金の100ドルが無駄になるんだと思います…。


実際の面接

今回、私が狙っていたのはJFK空港でのアメリカ入国時の入国審査での面接(EoA)でしたが、なんと、タイミングのいいことに特別な面接イベントとして、東京で2日間だけ面接ができるというイベントが行われました。

この情報はアメリカ大使館のビザ課Twitterで知り、https://x.com/USVisaTokyo/status/1801141844383781047

後日CBPからもメールで登録イベントするよと通知が来ました。
CBPからのメール文から推測するに、条件付き承認(Conditional Approval)を受けた申請者で、CBP職員との面接をまだ受けていない対象者にメールが送信され、具体的には、日本と韓国で、特別に面接会を実施するよということで、2024年の7月8日~9日は大阪で、11日~12日は東京の計4日間のみ日本で面接を受ける機会が設けられました。
※ちなみに、韓国ではソウルが15日と16日、釜山で18日の計3日間です。

もちろん事前の予約が必要で、他の会場と同じ面接予約画面の一覧に、会場として表示されていました。

OtherCountriesの項目にJAPANが追加されている!!

予約枠は6月中旬時点では、案内されたばかりのためか、比較的空いてました。(ちなみに、最終的には大阪で100名、東京で300名程度が面接を受けたとの事です。なので、東京会場の1日の枠は150名程度だったのかなと推測。)

2024年6月中旬ごろの東京での面接枠

面接場所ですが、アメリカ大使館で行われるかと思いきや、実際の面接場所は東京の場合、恵比寿にあるウェスティンホテルでした。

面接内容

実際に、東京で面接を受けましたが、日本で行われるからと言って、面接官は普通に英語で話してくるアメリカ人です…。(もちろん日本語を理解してくれるわけでもない…)

今回行われた実際の面接のイメージはこんな感じ。(※面接官は制服ではなく普通の外資系のオフィスワーカーって感じの服装でしたし、机も壁も白かったので写真の様な威圧感は無かったかとは思います…。)

CBP Mobile Global Entry

ノートパソコンは写真と同じ様なゴツイPCでパナソニックのタフブック?かなぁ?という感じで、その横にgemaltoのスキャナーが置いてある感じ。それ以外だと、サイン(署名)用のペンタブレットが置いてあったぐらいの印象。

今回の東京面接では、調べた限り、ほとんどの人がほぼ説明と登録(パスポートスキャンと指紋登録)を受けただけというような印象で、私もほぼ同様に説明を聞いただけで終わった感じです…。

ただ、事前に調べていた限りでは、メールアドレスは必ず確認されそうな雰囲気で、実際に私も、メールアドレスに変更が無いか確認されました。

このあたりは、担当する面接官で大きく変わってくるんだろうと思います…。
その他に、想定していた質問内容は、名前、住所はもちろんですが、旅行の目的や頻度について、過去の入国での問題や犯罪歴(もし犯罪歴があったら面接に進む前に却下されるとは思いますが…)、職業や雇用状況について、グローバルエントリーを利用する理由、過去5年間の旅行歴、旅行の資金源などを想定していました。

※面接への準備をするため、FlyerTalkや、Xなどで情報を収集していました。


今回、面接で受けた説明の内容としては、
グローバルエントリーの有効期限は面接を受けた後の誕生日から5年で、更新は有効期限の1年前から可能。(つまり、誕生日の前に面接を受けるよりも、誕生日を過ぎた後に面接を受けたほうが有効期限がより長くなります…)
パスポートの有効期限がグローバルエントリーの有効期限よりも短い場合、パスポートを更新したら、GlobalEntryに登録したパスポート情報もWebから変更すること。TSAPreが付帯されているが、都度航空会社で登録しないと使用できないこと、日本在住者にはGlobalEntryの物理カードは発行されないなどの説明だったかと思います。

ちなみに、今回私は東京で面接を受けたため、実際にEoAを受ける方の参考までに、事前にWebで調べていたところによると、EoAも時間によって担当者が不在だったりするようで、アメリカ行きの航空券を発券する前に、以下のページで、時間や、ターミナルを確認しておきましょう!例えばJFKで日本航空が使用するターミナル8だと、午前中のみだったりするみたいです。(実際にどのような運用になっているのかは不明ですが…)


Approval(承認)

面接を受けたあとは、承認を待ちます。
私の場合は、面接を受けた当日にはApprovedに切り替わっていましたが、
人によっては2~3日かかるようです。
(FlyerTalkなどを見ていると、稀に面接官が、承認ボタンを押し忘れて、ずーっとステータスが変わらないという人もいるようですね…。)

Approved

承認されると、有効期限や、PASSIDが承認画面に表示されます。
ちなみにGlobalEntryの物理カードは発行されません。
(※米国市民、米国永住者、メキシコ国民のみに物理カードが発行されます)


GlobalEntry取得後のアメリカ入国について

GlobalEntryが承認されると、アメリカ入国時の入国審査時にGlobalEntryのレーンが利用でき、基本的には設置されているKIOSK端末を見つめるだけでい
いらしいです。

231214-H-VJ018-2016

GlobalEntryMobileアプリの使用 

KIOSK端末を利用する以外に、一部の対象となる空港では、Kiosk端末の代わりにGlobal Entry Mobile アプリを利用することもできるようです。

GlobalEntryMobileアプリ

簡単に最初の設定を紹介すると、Profileを設定していきます。
まずは名前を設定します。(パスポート通りに入力しましょう)

Enter your Name

次に進むと、アメリカ国民かを聞かれるので、Noを選択します。

Citizenship Status

次に聞かれるのはLPR Statusです。
要は永住権を持っているかを聞かれていますのでこちらもNoを選択。

LPR Status

ここでGlobalEntryのPASSIDを入力します。
(GlobalEntryの承認画面に記載されているMembershipNumber/PASSIDです)

Enter your Pass ID

ここで一旦Profileは完成で、次にCOAを選択します。
COAとは一体??と思いますが、Class of Admissionの略のようです。

Profile

COAを選択します。
(※この画面は人によって取得ビザが異なるので、違うかと思います。)
要はどのビザで入国しますかという事かと思いますが…。
ここは、都度変更ができるため、間違えたら選択しなおせば大丈夫かと思います。

私の場合は、通常のESTAのみのため、Visa Waiver Visitorという表示がされています。で、渡航目的はビジネスではなく単なる旅行なので、「WT」Pleasure/Tourismを選択しておきました。(ESTAでビジネス目的なら「WB」を選択する感じですかね?)

COA選択画面

という感じで、Profileの設定は完了です。

完成

ここまで設定しておけば、あとは現地の空港に到着後、アプリを開いて、どこの空港のどのターミナルに到着したかなどを選択して、自分で自分で自撮り写真を撮って、入国審査官に承認画面を見せて入国するというような流れになるようです。


TSA Pre✓®について

GlobalEntryの承認が下りると、同時にTSA PreCheck(TSA事前審査プログラム)も使用できるようになりますが、こちらは都度航空券を発券したら航空券と紐づけをする登録が必要になります。

ANAの場合、米国便予約時にPASSIDを登録するようですが、実際の所は、未確認です。(多分、チェックイン時にも登録できるんじゃないかと思ってますが…)

https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/prepare/information/us-tsa_pre/


日本航空の場合、航空券の予約発券時は入力する項目は無く、オンラインチェックイン事前登録もしくはオンラインチェックイン時に入力する項目があり、Known Traveler Number (KTN)にPASSIDを入力します。

実際に私が持っているJALのアメリカ発便の予約のオンラインチェックイン事前登録画面がこちらです。

JALのアメリカ発便のオンラインチェックイン事前登録画面

PASSIDという表記ではなく、「Known Traveler Number」という形で入力する項目があります。

※TSAPreはアメリカの保安検査に関係する資格なので、日本発便に関しては、TSAPreは関係ないため、入力する「Known Traveler Number」項目自体、表示されません。あくまでもアメリカ発便のチェックイン時のみに入力する項目が表示されます。

TSA Pre✓®の運用時間について

TSA Pre-Check Enter Here Sign Photo i014 by Grant Wickes

TSAPreCheckですが、24時間運用されているわけでなく、時間によってはTSAPreCheckのレーンが閉まっているようです。

どうしてもTSAPreCheckのレーンを使用したい場合は、下記ページで確認をしておきましょう。

※TSAPreCheckのレーンが閉まっていても、通常のレーンで、保安検査を受けることが出来るようですが、どこまでメリットが享受できるかは、その時次第という感じです。(TSAPreなら、PCや靴はそのままでOKでも、標準レーンだと、TSAPreを持っていても、列に優先して割り込めるだけで、検査自体は通常の一般と同じ検査だったり、もしくはPCだけは出さないといけない等、検査官の指示に従う必要があるようです。)

追記:実際にGlobalEntry&TSAPreを体験。

アメリカ入国でのGlobalEntry

GEアプリを利用したところ、審査官に聞かれたことは、申告するものはあるかと聞かれただけで、パスポートすら見せずに通過できました。列自体もKioskを使用している人が数名程度で、列に並ぶこともなく、そのままダイレクトに審査官に直行できました。入国審査にかかった時間(立ち止まった時間は30秒もかかってないかもしれないです。)

アメリカ出国でのTSAPre

今回利用したのは、JALの深夜便で、搭乗手続き開始時間にはすでにTSAPre専用レーンはクローズしている状況でした。
ただ、保安検査場の係員(手荷物検査などをする前にパスポートとかチェックしている係員)から、TSAPreを持っているので、靴を脱がなくてもいい、PCを出さなくてもいいといわれ、そのまま一般レーンでしたが、全身のボディスキャナーをすることなく(金属探知ゲートは通りますが)通過できました。ただ、実際の検査をする係員は誰がTSAPre持ちかは把握してなさそうなので、靴とか指摘されるので、TSAPre持っていることを直接検査する係員に申告したほうがいいかもしれません。

TSAPre持っているのね…。じゃあ横の金属探知ゲート通ってっていう感じでボディスキャナーをスルーした感じです。


最後に

GlobalEntryが承認されて、実際にアメリカの入国で利用をすることになると思いますが、「Trusted Traveler Programs」の名の通り、信頼された旅行者ということで、万が一、プログラムの規約に違反した場合、会員資格がはく奪されます。

具体的には、アメリカ入国時に、持ち込み禁止の食品を持ち込んでいたなどが発覚すると、会員資格がはく奪され、一度はく奪されると、再申請なども出来ないとの噂です…。

特に、原材料表示などに「肉」の記載がある食品の持ち込みは基本NGです。
思いもよらない食品に肉エキスが入っていたりするので、要注意です。

最後にCBPに電話以外でもし問い合わせをしたいとき、以下のページに問い合わせフォームがあるので、そちらを利用するといいかも?



ここまでご覧いただきありがとうございました。
ご覧いただいた内容が役立てば、下のAmazonリンクから何かしら購入していただけますと嬉しいです。


最後の最後に、私がアメリカ旅行用にAmazonで購入した商品を載せておきます。

紛失防止対策としてスマートトラッカー

AppleのAirTagは高いですが、探すときに近くにあれば方向や距離まで表示されるので、大事な物にはAirTagを付けています。

同じく、スマートトラッカーのAnker Eufy Security SmartTrack Link、こちらはAirTagほどの機能は無い(距離や方角は表示されない)ものの、AirTagと同じくiPhoneの探す機能でAirTagと同じように探せるので、旅行バッグとかに付けています。


あとはスマホの充電関係
Ankerの充電器。最大出力67WでノートPCも充電できるので、荷物をコンパクトにしたいので、購入しました。

合わせて、モバイルバッテリー機能の付いたタイプも使用しています。

二股USB-Cケーブル。いままで、聞いたことのないメーカー品は存在していましたが、最近Ankerから登場したので、買ってみました。

海外だと、スマホ複数台持ちになる(防犯面や、故障時の予備として)ので、充電に便利かなと。

あとは普通のケーブルも1本。

以上ありがとうございました。

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