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フィギュアのブロックチェーン/NFT活用事例

今回はフィギュアやソフビでのブロックチェーン活用事例を紹介いたします。2021年よりアミューズメント企業各社から、現物とブロックチェーンを紐づける事例が生まれています。

スクウェア・エニックス
ファイナルファンタジーⅣ NFTフィギュア

https://www.jp.square-enix.com/goods/bc-goods/

スクウェア・エニックスは2022年3月にファイナルファンタジーIVのNFTフィギュアを発売しました。これらは限定数量での販売となり、デジタル証明書付きの実物フィギュアとなっています。クラウド、ティファ、エアリスなどゲームの人気キャラクターがラインナップされていました。それぞれのフィギュアにはNFCチップが含まれ、スキャンすることで専用のビューワーで360°回転してデジタル上で楽しむことも可能となります。また同規格でトレーディングカードも展開されていました。

NFT付き「CNP Toysラバーフィギュア」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000025413.html

2023年11月、クリプトニンジャパートナーズ(CNP)のCNP Toysとコラボしたキャラクターのラバーフィギュアが販売されました。ECショップでフィギュアを購入すると、現物と同じデザインのLINEブロックチェーンのNFTがプレゼントされる施策となります。約4000円で販売されたフィギュアが900個完売、NFTとグッズを組み合わせた商品として注目が集まりました。

San FranTOKYO(weebox)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000093690.html

2023年11月、既存の原作IPのフィギュア/マンガをWeb3で展開するプロジェクト「San FranTOKYO」では、アニメ「ライアー・ライアー」や「攻殻機動隊」等のフィギュアを展開しました。購入者はフィギュアに付随するNFCチップをスキャンすると、新しいNFT規格を活用した"PBT"および"ERC-6551"を活用しデジタル上でも所有権を証明できるソリューションが導入されていました。

・PBT(Physical Backed Token)・・・現物を持っていること証明するためのNFT規格。NFCチップをスキャンするとブロックチェーン上でNFTを保有/移転することができる

・ERC-6551・・・NFTにスマートコントラクト(アドレス)を与える規格。NFT自体が別のNFTやトークンを保有できるため、着せ替えNFTなどが実現できる

以上、フィギュアのブロックチェーン活用について紹介しました。現物の所有証明やフィギュアをデジタル上で楽しむことができる仕掛けなど様々なアプローチがおこなわれています。これらの事例以外にも、ブロックチェーンに紐づけたデジタル上でのフィギュアを販売する事例も多く、エンターテインメント領域でのブロックチェーン活用の幅が広がっています。


■株式会社PBADAOについて

代官山と京都、湘南に拠点を構えるブロックチェーン企業。ブロックチェーンを組み込んだプロダクトの企画・開発・運営に長けており、エンターテイメント、一次産業、スマートシティ、観光などの領域で主に自社プロダクトを展開しています。アジア最大級のブロックチェーン企業を目指しています。

■Oth3llo(おせろ)のご紹介

Oth3lloはSDKとして提供され、Web3のウォレットやアプリケーションの開発者へ、Web3初心者やネイティブな方でもシンプルで安全な体験ができるインフラ基盤を提供します。

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