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デザイン組織を進化させるための仕組み化の要諦 - Designship 2024|10.13 登壇レポート

本記事は、2024年10月12日(土)、13日(日)に開催された『Designship 2024』で登壇した内容をnote用にまとめたものとなります。

👇️当日使用した資料はこちら👇️

イベント概要

【イベント名】Designship 2024
【URL】https://design-ship.jp/2024
日時2024年10月12日(土)13(日)
【会場】東京ミッドタウン ホール&カンファレンス
【セッション】 合計80セッション程度
【人数】会場4,000人 + オンライン1,000人程度(昨年実績)
【対象者】デザイナー、デザイナー志望の方、デザインに興味のある方
【主催】一般社団法人デザインシップ
【SNSハッシュタグ】#designship2024

はじめに、私とファインディのご紹介

改めまして、ファインディ株式会社のコミュニケーションデザインチームでマネージャーをしております、ぱやつん(@payatsun)です。

2023年2月、ファインディ1人目の専任コミュニケーションデザイナーとして入社しました。当時の話などは、入社エントリにしたためましたので、もしご興味あればご覧ください👀

私が入社した当時、ファインディは社員数120名ほど、デザインチームは6名の組織規模でした。その後もスタートアップよろしく毎月たくさんの仲間が入社し、1年8ヶ月が経過した2024年10月現在、社員数は2.5倍の約300名、デザインチームも2倍の11名の規模となりました。
(日本のスタートアップで6番目の増加数にもなりました!)

この1年8ヶ月、月間150近い案件数を対応するファインディデザインチームで、チーム全体がスムーズに事業部と連携強化できるように、さまざまな仕組みを導入してきました。

今回は「仕組み化の要諦」として、押さえておくべきポイントを3つご紹介します。

2022年にデザイン組織として拡大をスタートし、3年で「3名→11名」の組織になりました。

ポイント1️⃣ 組織スケール前にスタート🏃💨

上述した通り、ファインディは絶賛拡大中です。そんな背景もあり、デザインチームも大前提として「急拡大してもワークする組織であること」が求められており、それを念頭に置いて日々動いておりました。

成功したら「どうしたら再現性を持たせられるか」、転んだら「どうしたら次回同じ轍を踏まずに済むか」「他メンバーが似た状況になったときの対策」を考え続け、成功も失敗も、仕組みで解決する動き方をしていました。

当たり前ですが、スタートも、失敗も、浸透も、初期の方がコストは低いです。組織がスケールする前から仕組み化を導入することで「コストが低い状態で、最大利益を得る」ことができます。

ファインディデザインチームが取り組んできた仕組み、noteにあるものは最後にまとめます📝

ポイント2️⃣ 小さく試す、小さく変える⛏️⚙️

仕組みを作る時、ガチガチに作り込む必要はありません。
特に初期や走り出しのフェーズだと、完璧なものを作るよりも「落とし所をどこにして一旦完成させるか」といった最大公約数的な的な考え方が必要になります。

得られるメリットは「初期コスト」「運用コスト」「仕組みの変更コスト」の総和よりも大きくないといけません。

得られる便益 > 初期コスト + 運用コスト + 仕組みの変更コスト。大事な公式〜👆
「シャッターチャンスですよ〜📸」ってウケを狙った一枚。少しでもウケて良かった(?)

また、仕組み化で得られるメリットは、初期コスト以外にも「運用コスト」「変更コスト」も考慮する必要があります。ガチガチに作り込んでしまって、初期コストが膨れ上がると「運用コスト」「変更コスト」も膨れて上がってしまい、得られるメリットが減ってしまいます。

仕組みは、小さく作り、小さく試し、小さく変えること。そうすると、PDCAが回りやすくなります。


ポイント3️⃣ いつでも辞められるようにする👋🕊️

なにか理由があって作った仕組みも、時間とともに目的や状況が変わることもあります。そんなとき、形骸化した仕組みに依存しない考え方も必要になります。そのための考え方を、3つご紹介します。

💡その1:撤退ラインを決めておこう

誰も使ってない、違う方法が確立された、運用コストが利益を上回っている、ようなときは撤退の目安です。

💡その2:仕組みに携わる人の声を聞こう

仕組みを直接使う人が「いらん」つったら、それは「いらん」のです。違う方法を模索しはじめましょう。

💡その3:ダメそうならきっぱり諦めましょう

「せっかく作ったから…」と後ろ髪を引かれることもありますが、仕組み化が目的ではありません。仕組みを通して「事業貢献できるデザイン組織」をつくることが目的です。最終ゴールを見失わないようにしましょう。

また、仕組み化と同じくらい「いつでも辞められる状況を許容する組織文化があること」も重要だったりします。ファインディの「やってみなはれ文化」のおかげもあり、私もさまざまな仕組みを作っては壊してきました。その中で成果の出ている仕組みは、改善を続け、より磨き上げています。

創造と破壊ってこと。サイヤ人が強くなる理由と同じです。

まとめ

進化のために仕組みを進めるのか、仕組み化するから進化するのか──。

その答えはまだわからないですが、一つ分かっているのが、デザイナーでも「仕組み化について常に考え続けることが大切」ということです。

🤔💭

さいごに

すこし個人的な感想を。
Designshipという大きなイベントでの登壇は、想像よりも何倍も緊張するものですね…!発表内容や資料の提出は早かったものの、ブース準備に追われて練習はギリギリまで着手できなかったのは来年への大きな伸びしろです。
ただ、時間ぴったりで終われたし、登壇後にブースを回っていたら「登壇見ました!」とたくさん声をかけていただけたし、何より「大きな舞台で登壇したんだ」という実績が自信につながり、また一つ成長できたと感じました。(来年はメインステージ…?!)

こんなに大きなステージで登壇するのは初めてだったので、緊張しました🥺

仕組み化noteのまとめ

一部ですが、ファインディデザインチームで取り組んでいる仕組みをまとめました。ファインディデザインチームでは、仕組みを導入するだけでなく、言語化し、社外に発信するところまで徹底してやりきっています💪(まだnoteに書いてない施策もたくさんあります… 嗚呼note書かなきゃ…)

(宣伝)ファインディデザインチーム、いいぞ。のお話

スライド最後の一枚。残念ながら、もうブースでお話しすることはできないので、、Xで交流したり、デザインイベントでお会いした際には、是非お話しましょう!カジュ面も大歓迎です🙌✨️

ファインディデザインチームの採用資料、求人情報とともに、お別れです👋 またね!


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