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「魅惑の心理」マガジンvol.258(私たちは光の場所を無意識に設定している)

私たちには認知に関する様々な機能が備わっています。ただその機能の多くは無意識に使っていて、あまり意識することはありません。コミュニケーション能力に長けている人は無意識に相手の行動とか仕草を真似していて、相手との距離感を自然と詰めていたりします。これをミラーリングといいます。また他の生物と同じように人にも光に吸い寄せられる本能があると言われていて、ぼーっと車を運転していると光に寄せ付けられて追突や街灯などに向かってしまう事故があるとも言われています。確かに私もぼーっと仕事をしていると気づくと夜のラーメン屋にいることがあります。光に寄せ付けられる無意識の機能なのでそれは仕方ありません。誰も悪くありません。

さてさて、今日はそんな人の機能に関することをひとつご紹介したいと思います。認知心理学的な視点でも面白いので、魅惑の心理マガジンと色彩研究会マガジンと両方で読めるようにしておきます。

ではこの画像を見てください。

ネットの世界で見ることがあるような検索のボタンだと思いますよね。ボタンなので、出っぱっている感じがします。

ではこの画像を文字をそのままにして、上下反転させてみます。

あれ、凹んだように見えませんか。特別なエフェクトも演出もしていません。ただ上下を反転させただけです。

なぜ、こんなことが起きるのか?

これ私たちは画像を見たときに、その画像から光源の位置を推測して、光源を感じているのではなく、最初から光源の位置を決めているために起こる現象ではないかと言われています。

今回はこの光源の話をしたいと思います。

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