「色と性格の心理」研究・調査の経緯
書籍やnote で解説をしています「色と性格の心理学」、好きな色から性格を分析するという手法はどのように構築をしていったのかという質問を受けることもありますので、ここにまとめさせていただきたいと思います。
色を使った性格分析を最初に意識するようになったのは、私が新卒である企業で洋服のデザインを勉強していたときだと思います。当時、世の中にあるあらゆる色彩心理の本を読んで、その中に「好きな色から性格がわかる」という内容が面白いと思い、仕事で出会う人、出会う人に「何色が好きですか」と聞いたことがきっかけでした。
そこから赤、ピンク、橙、黄色、緑、青、紫、黒、白などの主要な色をベースに、本当に複数の本に書かれた通りの性格かを観察していました。職場では何度も何度も会いますし、話をしたり、行動や反応も見られるので、性格を外から理解できてきます。何色の洋服をいつも着てくるのかもわかります。そしてその洋服は「好きな色なのですか?」などと聞きまくりました。
新人の頃は色々と質問しても変に思われにくいのと、好きな色を聞いても、相手は性格を調査されているなどとは思わなかったと思います。そうして、10人、20人、30人のデータが溜まってくると、「あれ、本に書いてあるこのあたりは正しそうだけど、この項目は間違っているか、もしくは言い切れないぞ」などとわかるようになり、それを修正しながら、少し変えていきました。特に海外の書籍は国民性の違いなど、日本人とでは微妙に異なっていると感じました。
最初に既存の本と違うと思ったのが「ピンク」です。ピンクは優しくて繊細と語られており、その通りのタイプがいる一方で、行動的でコミュニケーションにも長けた人がいることがわかり、前者が淡いピンク、後者は濃いピンクが好きだということがわかってきました。
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