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人の「器」とは何か?(性格心理学)

「あの人は器が大きいね」
「あの人は器が小さいよな」
誰でもそんな会話することがあると思います。人を評価するときによく使われるこの「器」とは何なのでしょう?

もくじ

1 人の「器」とは何か?
2 器の小さな人は発生メカニズムの違いから6つに分類できる。
「yes」「no」で答えるだけで簡単にあなたの小さい器のタイプを判定
3 小さい器は変えられる

1 人の「器」とは何か?

器が大きいと様々なものをたくさん入れられます。そこで「器の大きな人」とは才能、技能、知識などを豊富に持つ人であり、そこから「どんなものでも入れられる深さがあり、それを活用する能力のある人」のことを言うようになったと思われます。また、「器量」や「度量」と同じように使われることもあり、単に才能に恵まれ、豊富な知識がある人だけでなく、大きな視野を持って、思いやりと大きな包容力のある人のことを言います。

似た言葉で「性格がよい」というものがあります。しかし「性格がよい」とは「やさしい、怒らないなどその人が持つ独自で一貫性のある行動、思考傾向がよい」ということであり、その人の行動指針に対しての評価ですが、「器が大きい」とは、性格のよさに加えて潜在的に持っている才能、技能、知識までを含めて評価する傾向にあります。 

また「人格」という言葉は、性格と同意語として使われることもありますが、性格よりもより道徳的で高尚なものとして使われることが多い言葉です。「性格がよい人」は「器が大きい人」とは限りませんが、人格がよい人を指す「人格者」は「器が大きい人」であるとも言えます。

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2 器の小さな人は発生メカニズムの違いから6つに分類できる。「yes」「no」で答えるだけで簡単にあなたの小さい器のタイプを判定

では「器が小さい人」とは、どんな人なのでしょう?
すぐにテンパイしてしまう人、いつもイライラしている人、相手の幸せを喜べない人、新しいことを拒絶する人など様々な器の小さい人がいます。しかし同じように見える器の小ささも、その原因となっているものが異なります。原因がわからなければ、なぜ「器の小さい人」のように振る舞ってしまうメカニズムも対処策もわかりません。

そこで今回、様々な場所にいる「器の小さい人」を調査し、なぜそうした小さな行動を取るのかという原因、心理的な発生するメカニズムから分類してみたところ大きく6つのパターンに分類できることがわかりました。

「yes」「no」で答えるだけで簡単にあなたの小さい器のタイプを判定できる判定シートを作りましたのでこれも参考にしてください。

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器が小さい人の特徴として顕著なのは「自分の感情をコントロールできない人」です。些細なことでイライラしたり、気分屋さんだったり、すぐにテンパイしてしまったりする人です。

1.感情をコントロールできない人の詳細は↓

「自分に自信がない人」は、自慢話ばかりする、人の欠点を陰で指摘する、ブランドに固執するような人がいます。「防衛心が強い人」はミスをしても正当化する人、見ていないフリをする人、新しいことを受け入れられない人です。人を助けられない、相手に合わせられない「手を抜く、楽をしたいと思う人」もいます。そうして自分の地位、感情を守ろうとします。

2.自分に自信がない人の詳細は↓

3.防衛心が強い人の詳細は↓

また自分を守るだけでなく、よりよく見せることに力を注ぐ人もいます。「よく見られたい気持ちが強い人(自己評価の低い人)」はなんでも「はい」と答える人、お酒の力を借りないと言いたいことが言えない人です。「よく見られたい気持ちが強い人(自己評価の高い人)」はナルシストで自分の評価を気にしすぎる人や、人を学歴で判断する人です。

3 小さい器は変えられる

器は経験をする中で磨かれてきたものです。最初から誰でもが持っているものではありません。日々の経験から獲得していくものであり、つまりこれからも毎日の努力で変えることができます。

大事なのは「自分の器は小さい」人間かもしれないと気づくことです。器の小さい人の多くは、その小ささに気づいていません。よもや自分が小さい人間だとは思わないで過ごしています。器の小さな人間は人から改善を促されることなく放っておかれ、誰からも指摘されることはありません。

もし万が一、奇特なことに良心的な誰かが自分の器の小ささを指摘してくれたとしても、それはあまり意味がないでしょう。なぜならば、器の小さい人に限って、器が小さいと言われることを強く嫌う傾向があるからです。そうして正当化する方法をいくつも考え、言ってくれた人間を批判し、最悪なことに無視、排除しようとするでしょう。なんの成長も改善もなく、指摘してくれた人の戯言としてこの話はそこで終わってしまいます。

そこで自分の行動を振り返ってみてください。器の小さな行動をとっているとしたら、まずはそのメカニズムを知りましょう。なぜ、そのような行動を取るのかがわかれば、それだけで冷静に自分の行動を見ることができ、改善することができるようになります。

ポーポー・ポロダクションは人の性格についての研究やこうした「器の大きさ」についても研究を続けています。

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