「魅惑の心理」マガジンvol.149(プーチンの心理状況とロシア兵の心理)
ロシアによるウクライナへの侵攻。毎日、多くの被害が報道されています。本当にひどいです。多くの人が亡くなっています。瓦礫の下敷きになる子どもたち、ロシアはこれをどう見ているのでしょう。
そして、この侵攻には不思議に思えることや違和感がいくつかあります。政治的なアプローチではなく、心理的に見るといくつか見えてくるものがあります。今回はこの軍事行動を引き起こしたプーチン大統領の心理とロシア兵の心理の視点でこの不思議な行動に迫りたいと思います。
(目次)
・プーチン大統領の心理
・なぜロシアの想定が崩れたのか
・休戦協定が進まない理由
・プーチン大統領の心理
プーチン大統領の反応として、まず気になるものは、この侵攻によって世界からのロシアへ厳しい経済制裁が加えられ、それに対して激怒しているというものです。「怒り」というのは、予想していなかったこと、自分の思い通りにならなかったことへの反応です。つまりプーチン大統領は本気で世界からここまでの経済制裁があるとは想定していなかったと思われます。プーチン大統領は、ウクライナへの侵攻の正当性を世界は認めてくれると見積もっていた、もしくはここまで反発されるとは思っていなかったと考えられます。世界から見れば、ウクライナへの侵攻など容認できるわけがないのに、プーチン大統領はなぜそんなこと思ったのでしょう。そこには誰もが持ち得るある心理が影響しています。
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